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死ぬ前までに食べたい100の美菓 けえらん けいらん

豊臣秀吉が朝鮮出兵のため名護屋城に滞在していた頃、浜崎(現佐賀県唐津市浜玉町)の諏訪神社に戦勝祈願した際に地元民が献上したものと言い伝えられている。

またこの時、秀吉が「戦に勝つまで帰らん」と言ったが、「帰らん」がナマって、「けえらん」と聞こえ、そのまま菓子の名称「けえらん」となったのが、佐賀県唐津市の銘菓「けえらん」で、店の名前も、「伊藤けえらん本家」となっている。

ナマらずに鶏卵そのものを模った「けいらん」というお菓子やお椀種になる郷土料理は三重県津市や秋田県鹿角市にある。

三重県津市の名物「けいらん」は、団子の生地でこし餡を包み、赤と黄のもち米を散らして蒸し上げた伝統菓子で、お伊勢参りの旅人をもてなした茶店の味がルーツとなっている。

秋田県鹿角市には、室町時代から伝わる精進懐石料理の椀種の「けいらん」がある。くるみ、胡椒が入った餡を白玉で包んだ餅は鶏卵そっくりだ。鶏卵に見立てて、すまし汁に浮かべて食べるそうな。

おっ、もうこんな時間、でもわしはまだ美菓を楽しみたい。家には「けえらん」😅

写真は佐賀の「けえらん」

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