自分に何ができたのか、そしてこれから何ができるのか
直属の後輩が休職することになった。
思えば自分が休職したのが、今から6年前、ちょうど5月の出来事だった。
別の部署の顔見知りが休職することはこれまでもあったが、ほぼ毎日顔を合わせていた後輩が休職するのは、今回が初めてだ。
休職というのはいつも突然で、自分が忽然とオフィスから姿を消したように、今回も突然知らされた。
前は休む側だったのが、今度は見届ける側になってしまった。
信頼して任せていた後輩だっただけに、ボディブローのようにダメージが降りかかってくる。
もっと何かできることはなかったのだろうか?
残業時間や勤務の様子に現れない予兆はなかったのだろうか。
どこかでこうならない道を示すことができたのかと思うと、不甲斐なさを感じる。
そして何より、自分の歩んできた道と照らし合わせてしまって、とても陰鬱な気分になる。
誰からも信頼されない感覚になる疑心暗鬼と、いつ復帰できるかわからない恐怖感は、今でもハッキリと覚えている。
そして確かにこのnoteに刻まれている。
これから後輩にはどんな道が待っているのだろうか。
何が自分にできるのだろうか。
当時の自分と違うのは、経験者という立場から当事者を支援できることかもしれない。
どうか後輩には幾つもの道を考えられるような有意義な期間にしてほしいし、それに自分も向き合わなければならないんだと思う。
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