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もし日本で宗教上の理由で外国人が土葬を望む場合、どうすれば良いか?
おはようございます!ニュース連動型おじさんだっくでございます。
今日2月24日は、月光仮面登場の日。1958年(昭和33年)のこの日、ラジオ東京(現:TBS)で国産初の連続テレビ映画『月光仮面』のテレビ放送が始まりました。
月光仮面は、悪人によって危機に陥った人々の前に颯爽と現れる正義の味方です。
白いターバンと覆面の上に黒いサングラスと白マフラー、白の全身タイツに黒いベルトを着け、裏地に色のついた白マントをまとい、手袋とブーツを着けていました。
ある種日本のヒーロー番組の先駆けでしたが、説明の通りパッとしたヒーロー感や華やかさはなく、怪しさや謎さ、良い言い方をするならミステリアスな存在感でキャラクタ付けをしていたよう思います。
僕は現在56歳でこの番組をリアタイで見た世代では無いのですが、再放送で見ていました。
そんな歳ですから、墓問題は結構意識する話題です。もうイマドキは、後は野となれ山となれという若者も多いと聞きます。
でも、自分の死後が燃えるゴミとして処分され産廃として廃棄されることを許容するかと言えば流石に心情的に難しいのでは無いでしょうか?
そう、墓というのは心情的に大きな問題なのです。それは日本人だけで無く、在留外国人にとってもです。
今日は、そんな日本での外国人のお墓に関する問題について話します。
悲しみの中で始まる墓地探しの苦労
2025年2月、日本に暮らす外国人コミュニティーの間で、家族や知人の埋葬を巡る不安が日に日に高まっています。
日本では火葬がほぼ100%を占める中、宗教上の理由で土葬を必要とする人々にとって、適切な埋葬地を見つけることが極めて困難になっているのです。
この問題の深刻さを物語る一例として、今年1月に神奈川県で亡くなった60代のパキスタン人男性の事例があります。
イスラム教徒である彼の突然の死に際し、親族や知人たちは悲しむ間もなく、関東一帯の土葬可能な墓地を必死に探し回ったそう。
イスラム教では火葬が禁じられているため、日本国内で土葬できる場所を見つけることが急務だったのです。
海老名マスジドに通うパキスタン人のチョウドリ―・ナセル・メへムードさんは、この状況について「もともと決まった墓地があるわけではないし、出せるお金も遺族によって違う。誰かが亡くなる度に悲しむ間もなく、大変な思いで埋葬場所を探す」と打ち明けます。
確かに大変そうですし、困りますよね。ただ、後述する具体例にあるように彼ら自身にも問題を抱えていて、これは単純に「可哀想だから何とかしてあげなければ」という着地も出来ない難しい問題なのです。
高まる外国人の高齢化と土葬墓地不足の関係
この問題が顕在化している背景には、在留外国人の高齢化があります。
1990年の入管法改正や1993年の外国人技能実習制度の導入以降、南米やアジア諸国出身者が急増しました。
それから30年以上が経過し、日本での生活に馴染んだ人々や戦前から日本に住む外国人の中で、老いや死を迎える世代が増加。
出入国在留管理庁の統計によると、2023年末時点で在留外国人は約341万人に達し、そのうち65歳以上は約22万人で、10年間で1.5倍に増加しました。
早稲田大学の店田廣文名誉教授の推計では、2024年時点で日本国内のイスラム教徒は約35万人おり、他の在留外国人と同様に高齢化が進んでいます。
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