専修大学の淺野ケニーがプロ入り前に語った大学バスケと3x3、これからへ
専修大学4年生の淺野ケニーが、群馬クレインサンダーズの一員としてBリーグのコートに立つ1週間前――。彼に取材をする機会に恵まれた。インカレ後のささやかなオフを経て、新天地へ向けた自主練習に臨む前のことだ。プロ入り前の22歳の言葉から、考えてバスケットボールに取り組む真摯な姿勢と、キャラクターの良さが伝わってきた。そして口の固い男なのかもしれない(取材日:2024年12月11日)。
専修での大学バスケに後悔なし
大橋 インカレを終えて、大学バスケに区切りがつきました。今どんな心境ですか。
淺野 割とすっきりとした気持ちです。次のキャリアに向けて、これから頑張っていこうという気持ちにシフトチェンジできています。
インカレの結果はベスト8で優勝には届きませんでしたが、大変な中でも学生主体でやり切れた経験は財産です。専修大学に来なければこの経験はできなかったと思いますし、感謝しています。後悔はありません。
大橋 わたしは淺野選手の3x3の試合だったり、5人制もリーグ戦終盤の小山であった白鷗大戦や藤沢での日体大戦、あとインカレ初戦の九産大戦を見て、試合によって表情が全然違うなと感じました。3x3は純粋に楽しむような表情だったり、一方でリーグ戦では難しい顔をしていたり、インカレではリラックスした印象だったり。
淺野 そうですね。でも、小山での白鷗戦よりも次の神大戦へ来てほしかったです(笑)。
大橋 (笑)。
淺野 33点取ったんですよ!
大橋 あとで知って、私も本当に逃したって思いました(笑)。
淺野 それはちょっと良くないっすよ(笑)。
大橋 いや、まーね(笑)。今回は「FIBA 3x3 U23ワードカップ 2024」で活躍した大学生たちに取材をしているのだけど、男子は史上最高位の5位で、淺野選手には話しを訊きたいと思っていました。3x3のキャリアを振り返ると初の試合は2年生だった2022年の「FIBA 3x3 ワールドツアー 宇都宮オープナー」にさかのぼります。
淺野 そうですね。
大橋 3x3.EXE PREMIERの選抜チームという即席チームの難しさがあったと思うんです。何もできずに終わって、試合後に悔しそうな表情で引き上げていく様子を見たんですけど、いま振り返って、あの試合はどうでしたか。
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