エンドラインからの景色 vol.13 ~インカレ2022 女子ピックアッププレーヤーNo.2~
インカレ2022にて、ベスト4に残ったチームを中心にダブドリ宮本の印象に残った女子選手（3年生以下）を振り返る。宮本が期待するピックアッププレーヤーも紹介。（文・写真＝宮本將廣）
筑波大学
スーパールーキー朝比奈あずさ（1年）に注目が集まるが、筑波は他にも多くの素晴らしい選手がいる。ガードでは山田葵（2年）、田中万衣羽（3年）、フォワードからインサイドにも粟谷真帆(2年）、森岡奈菜未（3年）など、能力の高い選手たちが揃う。
宮本ピックアッププレーヤー 山田葵
圧倒的な得点力は大学バスケ界屈指の存在。彼女から始まる筑波の攻撃に期待。
愛知学泉大学
4年生7人が抜けることになる愛知学泉だが、今シーズンも勝負どころで3年生の活躍が光った。3ポイント王を受賞した森美月（3年）、世代屈指の得点能力を持つ國井仁奈梨（3年）、毎年大きな成長を見せる齋藤利恵（2年）など、来シーズンも楽しみなメンバーが揃う。
宮本ピックアッププレーヤー 國井仁奈梨
彼女の得点能力、オールラウンドな力はすでに大学トップレベル。昨シーズンのインカレよりもショットレンジが広がっていたので、来シーズンへの期待がさらに高まる。
白鴎大学
新人インカレを制したメンバーが次の世代を担う白鴎大学。3年生に樋口鈴乃、桐原麻尋、小林美穂、三浦舞華、田中平和、2年生にはオコンクウォ スーザン アマカ、怪我から復帰した佐藤多伽子、今年のインカレは怪我で出場ができなかった館山萌菜など、タレントに溢れている。白鴎らしさの中に選手たちの個がどのように活きるのか、楽しみだ。
宮本ピックアッププレーヤー 小林美穂
身体能力は決して高くないが、相手を見てプレーできる貴重なインサイドプレーヤー。ボールの受け方、タイミングがうまく、オフェンスが停滞した時に彼女のワンプレーがチームを救う場面は多々ありそう。今後、さらに伸びることが期待される注目の選手。
東京医療保健大学
6連覇を達成した東京医療保健大学も来季に向けては盤石か。今シーズンも主力の多くが3年生で古木梨子、池松美波、岡本美優はスタメンとして活躍。ベンチからの出場だった林真帆もまだまだ伸びしろのある素晴らしいプレーヤーだ。来シーズンの東京医療からも目が離せない。
宮本ピックアッププレーヤー 林真帆
今大会はベンチからの出場が多かったが、スタメン、ベンチどちらからでも仕事がこなせるポリバレントな選手。リバウンドにも果敢に飛び込める強さがあるので、重要な場面では彼女が絡むシーンが増えると予想。
他にも早稲田大学のフェスターガード・ヤヤ（3年）、大阪体育大学の日髙ひかる（2年）、日本体育大学の平田莉奈(2年）、拓殖大学の佐藤恋々（1年）などは来シーズンにブレイクする予感があるので、期待したい。
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