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報告。 (「シバイハ戦ウ」第2話)

ひと月伸びた非常事態宣言が解除されるであろう3月7日の翌週に舞台公演をやります

今や自分の部屋を出ないでも、スマホやタブレット端末、ネットを介して世界中から送られきて、巨大画面のテレビを通して、いくらでも楽しめる環境になりました

エンターテイメントは敷居が低くて誰もが楽しめるもの

ですが、もはやコロナで特に舞台芝居というジャンルは今や、なんの理由もなく演るものでも見るものでもなくなってしまったようですね。

聞かれます

なんでこんな時期に、やるんですか?


という質問に、
やらない、やるべきではナイ理由は御満(ゴマン)と思いつくから
万人を説得できる答えなんか、ありはしない

「表現の自由」のためですか?

SNSやネットで晒されているこの言葉と
舞台上で交わされる「演じられた言葉」の差に、どギャップしか感じられないことは

理由の一つ

それはきっとライブという出逢いでしか共有できないなにかを
求めて演奏(や)らざるを得ないミュージシャンさん達の願いと同じだと思う

「アート」ですか?

役者というのは
もうちょっと下賤な
でもイタズラゴコロと、遊び心とキ真面目で生きてます


テクノロジーは発達し社会は成熟して
歴史で習った
かつてより僕らは十分過ぎるほど、自由になった

ような。気がする。でも

世の中を面白くするのは
今や「その与えられた自由」
ではなく「自らが選んだ責務」と言えないだろうか

役者は「描かれたセリフから自由を謳歌する」

それは解放を求め追い続け参加すること
触れるものを掴み、次の世代へと放つこと

それこそ人類たちが獲得してきた進化と成長の歴史だ。

舞台が僕を救ってくれていたんだと
気がついてこの、すごく染みたから一年だったから

僕を助けてくれていた
芝居という活動への恩返しに
何ができるのだろう、と。

「シバイハ戦ウ」

闘いはやっつけて禍を
忘れるためではなく
乗り超えてその足跡を
次の世界に
つなぐためだ。


今回、
決めました。

2021/02/02


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