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入社2ヶ月で辞める気満々だった2年目文系SEのイマ

未経験でSEとなり2回目の年越しを迎えた。
今年の振り返りと1年半前の自分に向けて。
当時の自分と同じ気持ちの人が少しでも前向きになれれば。

当時の志望動機

・ 伸び盛りのIT業界にいっとけば食いっぱぐれまい!
・ 未経験でも教えてくれるならスキルを身につけられそう!
・ 多分プログラミングは苦手だと思うけど…やってみなきゃわからないし!

と楽観視していた。しかしその後…

入社2ヶ月当時の気持ち

・ あ〜、苦手かもってわかってたのに…。
・ このまま頑張っていける自信がない。
・ そもそも勉強したいと思えないし、何もできなくて、どんどん落ちぶれていくんだ。
・ 解説読んでもわからないのにどうやって勉強すればいい!!(もはや怒り)

プログラミングについては「論理的思考力がいる」や「言語だから理系じゃない」など、さまざまなことが言われているけれどその議論は割愛。

分数でつまずき、立方体の展開図で白目をむき、確率は運だと思ってた自分にとって「プログラミングって楽しくないのでは?」という仮説は入社2ヶ月経たずして証明された。

そんな私だがまだSEをやっている。
というかやらせてもらえている。

自分がどのように「全力で逃げる姿勢から少しだけ前向きな姿勢へと変化を遂げたか」について振り返り、以下の3点がポイントだと感じた。

前向き姿勢を手に入れた3つのポイント


1.仕事にはとにかく真摯に取り組む
2.自分の状態を把握して質問する
3.少しでも頑張れそうな分野を探す

1.「仕事にはとにかく真摯に取り組む」について

最初は「何がわからないかわからなかった」。
それに尽きる。
頭でっかちな自分にとって「納得できないことは前に進めない」のだ。
しかし、複雑なパズルのようなアルゴリズムや呪文のようなフレームワークなどを1つずつ理解していく時間はない。
概要を掴み、必要な箇所だけを効率よく理解して進める必要があったが、これが本当に苦手だった。

先輩に質問するのも申し訳なくて心細くて、でも迷惑もかけたくなくて。
悶々としていたが「それが一番迷惑になる」と腹をくくり、とにかく調べたり、積極的に質問したりと自分にできることから始めた。
的確なアドバイスや考え方を教えてくれる優しい先輩方のおかげで少しずつ仕事を進めることができた。
まずは、投げやりにならず目の前の仕事に向き合うことが重要だと学んだ。

2.「自分の状態を把握して質問する」について

「何がわからないかわからない」
「自分の解釈があるが合っているのか確認したい」
「ここまではわかっているが、この先がわからない」
など、自分の状態を把握して質問することを心がけた。
自分の整理のため行っていたけれど、質問にかかる先輩の時間を最小限にするためにも重要だと思った。

3.「少しでも頑張れそうな分野を探す」について

入社後しばらくは「ITそのものに興味があるわけじゃないな」と薄々気がついていながら、気づいていないふりをしていた。

おそらく「リッチマンプアウーマン」に影響されてITで常識を変える様にワクワクしたことがIT業界への憧れとなったのだと思う。(単純)
そして仕事に向き合う中で、自分が興味があるのは「どんなシステムを作るか」ではないということを自覚した。

任された仕事と興味が持てそうなこととの共通点を探せれば、前向きに頑張れるのではないかと考え、先輩や上司に相談した。
webデザインに興味があることなどを伝え、フロントエンド開発や上流工程などに携わらせてもらえるようになった。

今後の自分

自分なりに今の仕事に向き合いながら、周囲の人に恵まれたおかげでいまだSEという肩書きを名乗り、少しだけ前向きに頑張ることができている。

そして、やはり自分はSE以外の「何か」で「誰か」に「ありがとうと言われたい」と思っていることもわかった。

それが「誰を」「どのように」「HAPPYにする」ことなのかはまだ見えていないが、入社当初感じていた不安や焦りもない。
この1年、今の自分に与えられた仕事を精一杯頑張ることができたからだと思う。
あのまま入社2ヶ月で辞めていたら、今の自分はいない。

1年半前の自分、諦める前にもう少し頑張ってみて。
どんな仕事でどんな生き方をしていくか、これからもっと考えたい。
2021年の大晦日には今年よりもっとワクワクしているはず。


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