書肆ねっこ堂

雪国にいきたしとおもへども雪国はあまりに遠きいま

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『逝かない身体』から考えたこと

『逝かない身体―ALS的日常を生きる』(川内有美子著・医学書院発行)を読んだ。 ALSからTLSになった患者(実のお母様)の実態について 「『閉じ込められた』という表現は適していない。むしろ患者の魂は草木の生命の如く軽やかに放たれて、私たちと共に存在することのみにその本能が集中していると捉えることができる。 既に表情をつくる筋肉も衰え眼球の動きさえ鈍くなっても、患者とコミュニケーションを取りたいと望む周囲の者たちは懸命に話しかけ、微細な表情を呼び起こしてはその意思を読み取ろ

    • お酒が入ったり悲しみの極みにいたりというとき個人差はあれ人懐こくなるのは、陰性に傾いて自己と他との境界が幾分緩むせいだけれど、それは感覚に過ぎない幻の様なもので、、身体という魂の容れ物が容れ物として機能している限りは自己は自己、他は他なのだということを知覚して然るべきなのだろう。

    • 『逝かない身体』から考えたこと

    • お酒が入ったり悲しみの極みにいたりというとき個人差はあれ人懐こくなるのは、陰性に傾いて自己と他との境界が幾分緩むせいだけれど、それは感覚に過ぎない幻の様なもので、、身体という魂の容れ物が容れ物として機能している限りは自己は自己、他は他なのだということを知覚して然るべきなのだろう。