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スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・施工編4)

スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・計画編)はこちらです

スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・施工編1)はこちらです

引っ越し7日前

バスルーム4

レンガ施工のおっちゃんはすでに自分の仕事を終えたのか、現場にはいなかい。代わってTin君自らシャワーの取り付けをしていた。

蛇口取付

バスタブに入ってみた。もっと窮屈かと思っていたが、足が伸ばせるくらい長さがある。これならゆったり入浴できそうだ。

掃除用の蛇口の設置をお願いしておいたのに、付いてない。これは洗面台の配管を2又にして対処してもらうことになった。
シャワーカーテンの設置や鏡の上部に小さな棚をつける、など細かい確認をした。この日は現場にTin君がいるので、話がはやい。

シャワーは蛇口とハンドシャワー、さらに頭上からのシャワーヘッドもついている。頭上からのシャワーヘッドを壁から直角にではなく、少し斜めにして使いやすい位置に設置するように頼んだ。

外壁はけっこうラフな仕上げで、白い塗装が始まっていた。ラフな仕上げはそれでもいい感じなので、そのままでOKとする。

前回書いた「神は細部に宿るか?」で使った写真を見せて、「こういうのはやめてね」と重ねてお願いした。

木材施工4

外壁の色

外壁、もう少しグレーっぽいかと思っていたが、木の地肌が透けるのでこんな感じなのだろう。

裏のウッドデッキの大きさや、洗濯機横に壁が必要なことなどを確認。壁については考えていなかったようだが、雨が入るので付けてもらうことになった。木じゃなくてもいいか、というのでOKした。予算もないしね。トタンで作るのかな?

雨水が隣の欄農園に行かないように樋をお願いしてあったので、排水位置を確認した。Tin君の説明だと欄農園の方に染みてしまうので、もっと樋を伸ばして川に流すようにお願いする。
樋からは下向きのパイプで雨水を流すというので、パイプの出口を河原に向けてもらうことにした。

1階の高さで前庭にキャノピーを付けてもらうので、その確認。
キャノピーは車やバイクの雨や日差し避けとともに、敷地のエリアを示す役目もある。
キャノピー上の雨水も農園側に行かないようにお願いする。
真ん中にある木をどうするか?という話になり、みんなで考えた。
キャノピーに丸い穴をあけて木を出すのが一番良さそうなので、その形で調整してもらうことにする。

入口のウッドデッキの農園側に壁ができている。ここはオープンだったはず。パースを確認したら、記憶どおりオープンに描かれている。
Tin君が、「これではダメ?」というので、家側につけるはずだった棚を背を農園側にして付けてもらうことでOKにした。

帰る前に昼ご飯を頂く。食後にハンドドリップでコーヒーを淹れてもらった。エチオピアの豆で、これは晴天の霹靂。

空に雨雲が広がっている。雨の季節の前に屋根ができてよかった。

引っ越し3日前

引っ越し予定

予想通り工事は25日には終わらない。
しかし引っ越しはOKというので、業者に最終確認した。予定通り9時開始となる。

25日に住み始めても数日は工事が続くわけだが、これはむしろ好都合。
住んでみて初めて分かる不具合や修正点を、その場で伝えて直してもらえるからだ。

バスルーム5

中は便器も設置され水も出るようになった。便器と洗面台の間隔が少し狭い気もするが十分使えるし、今更直すのは大変なのでヨシとする。

部屋との境目に隙間があるのだが、そこをレンガで埋めて上からセメントを塗っている。最初にレンガやセメント工事をしていたおっちゃんの姿はすでになく、Tin君のパートナーという建築家の兄ちゃんと大工のおっちゃんが交代で作業中だ。
仕上げはどうするのか聞いたら、外と同じ様に表面処理はしないで、ザラッとした感じのまま白く塗るという。
それはそれで素朴でいいのでOKする。

外を再確認したら、壁がけっこう曲がっているぞ。
建築家パートナーに手で指し示して、二人で大笑い。
ここは全く気にならない。むしろ手作り感満載でいい感じだ。

ベトナムスタンダードな仕上げ

バスルームにタオル掛が必要だ。こういう細かい点まで施主が気をつける必要がある。
木材の丸棒で作ってもらうことになり、設置場所と幅や高さを確認した。

水の出が弱いので、Tin君に確認。今のままではシャワーが満足に浴びられないので善処してもらうことになった。しょぼいシャワーは辛いからね。

水は大家さんが地下水を組み上げて給水タンクに貯めたものを、別パイプで引いて使わせてもらうシステムだ。
大家さんから連絡があって、給水タンクに水がなくなったときは農場の倉庫にあるスイッチを入れてポンプを動かす必要があるので、スイッチの位置を大家さんの家の外側にするのはどうだろう、と言う。
家専用の給水タンクを付ける案を含めて、大家さんとTin君で相談してもらうことにした。追加料金が発生してもOKと伝える。

水圧、重要である。

木材施工4

昨日Tin君から、ベッドの正確なサイズが知りたいと連絡が来た。測って知らせる時、なんで今さら正確なサイズが必要なのかを聞いたら、ベッドの足元部分に作り付けの棚を作るという。

いや、そこ、棚はいらない。パースにも何も描いてなかったじゃない。

床全面にはなにも造り付けず、後から家具の位置を自由に変えられるのがコンセプトだと最初に伝えたのに…。
作る前に気づいて良かった。さっそく「棚いらないよ」と連絡しました。

後3日でどこまでできるかな?

現場ではTin君が自ら2階の電気配線をしていた。
配線は隠さず、黒い被覆コードを白いプラスティックの碍子風ストラップで止めて壁を這わせている。

2階の床板が貼られたので、私も登ってみた。1階より広いのは図面上わかっていたが、テラスもあるのでかなり広く感じる。
窓からは周りの畑や丘、林が見えて、田舎の良さが満喫できる。

テラスからの眺め

キッチンの外がテラスで、窓から料理をテラスのテーブルに出せる構造なのだが、窓が低い気がする。作業台の高さは窓と一緒?
確認したらその通りで、高さ80cm。80cmの作業台だと絶対腰が痛くなる。
最初に私の身長を伝えておいたのに….。
ベトナム一般のキッチンの高さ、身長150〜155cmくらいの女性向きで考えていたみたい。
窓とキッチン台の処理をどうするかは任せるが、高さは93cmないとダメだと伝えた。

こまめに現場に行って大正解だ。

引っ越し1日前

朝9時、Tin君とパートナーが来て、キッチンのガス台と流し、照明器具を外した。これらは新しい家に設置する。
小一時間で作業を終え、外したものを車に積んで現場へ向かった。

木材施工5

予想通り工事は終わらない。
4月中に引っ越せればいいので、まだ余裕がある。

とはいえ、いつまでも延期していると永遠に引っ越せないので、翌日引っ越しを決行することにした。

キッチンカウンターができていないので、外してきたガス台や流しが設置できない。これなら明日移動にすれば、キッチン難民にならなかったのに…

Tin君と大工の親方とミーティング。
とにかくキッチンとシャワーだけ優先で使えるようにして欲しい、とお願いする。
結果、2階は本日中に仕上げるので、翌日からは2階には住める。
1階に入れる荷物は外に置き、雨がかからないようにブルーシートで養生する。また、夜は1階に運び込む。
荷物の出し入れは大工手下が行う。
ということになった。

とは言うものの、翌日も2階は未完成だろう。
大工手下がキャンプ生活なので、私も数日キャンプでもいいかな、と思っている。食事は大工連中が作ってくれるし、シャワーは最悪大家さん宅に仮に行けばいいし…..
それはそれで楽しみだ。

家全体に窓やドアが、枠だけだが設置された。あとはガラスがはめ込まれ、塗装される。
2階の倉庫部分の壁もできてきた。

水道系

大家さんの農場倉庫にある水汲み上げポンプのスイッチはリモコンで遠隔操作できるようにしてくれるそうだ。これで倉庫に入らなくてもスイッチのオンオフができる。
シャワーが弱いので対策を考える。途中に水圧を上げる機械を設置してはどうかとTin君が言うので、とりあえずそうしてもらうことにした。
それでもダメならまた別の方法を考えようと思う。

バスルーム5

バスルームはほぼ完成している。あとは棚や鏡などの設置だけだ。

つづく




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