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ブンデスリーガ最下位のチームをどこまで導けるか?#2

選択した戦術

今回は、「DARMSTADT 98」で採用したフォーメーションをご紹介します。
それはこちら。

私はこのゲームにおいては、FWを3名並べる、文字通りの「3TOP」にこだわっております。
3TOPと聞いてよくあるのは、ワントップに両ウイングを配置する3トップ気味の戦術(昨年までの横浜FMや今年浦和でヘグモ氏が採用していた戦術)が一般的で、このゲームは特にウイングの選手がスペシャルだとかなり勝ちやすくなります。
そういったバランスですので、サイドの選手は常に品薄状態ですし、ケガもかなりしやすいです。
そこで考えたのが、CFを3枚並べる正真正銘の3TOP。
補強が難しいサイドの選手を抱えるよりも、CFは選手が豊富なので、やりくりはしやすいです。
センターにF9(フォルスナイン)を採用していますが、これは人がいない2列目を補完する役割です。
後述のVOL(セグントボランチ)との連携で、中盤の支配を狙います。

そして、攻撃一辺倒では当然勝てません。
守備もしっかり構築しておかないと、弱いチームにも大量失点してしまいます。
これまたこのゲームのアンバランスさを示すことなのですが、プリセットの「ゲーゲンプレス」がかなり強いです。
どんなチームでも、この戦術をセットしておけばある程度勝てるようになります。
ただし、かなり怪我が増えます
ゲーゲンプレスに限らず、「ハイプレス・ハイライン」がとにかく有効で、よくあるドン引きしてカウンター狙いは、このゲームにおいては世界トップクラスのDFを揃えない限り、全く有効な戦術ではありません。
とはいえ、常にハイプレスでボールを奪えればいいのですが、意味わからない連携でボールを回されて前進されてしまうことが多いので、その時の対策を練っておかなければなりません。
色々試してみたのですが、やはり3バックが安定するように感じました。
つまり「3CB、2WB、2DM」の7枚体制ですね。
単純に、攻め込まれたときにゴール前に選手がいないと弱いので、CBは2名より3名いたほうが安定するのは間違いないです。
与える役割はBPD(ボールプレイングディフェンダー)が圧倒的に多いですが、真ん中はどっしり構えてクロスやシュートをはじき返すという意味で、CB(センターバック)を採用しました。
ここからのカウンターも狙いですね。
両サイドのDFはWCB(ワイドセンターバック)でもいいでしょう。
選手や状況に応じて変えればよいと思います。

WBはウイングの選手同様品薄で、質の高い選手を揃えるのが難しい(引き抜きも多い)ので、ここだけが難点ですが、さすがにサイドが全くいないと攻撃守備共にどうにもならないので、採用しました。
攻撃特化なら、もう一列上げるとかなり有効ですが、中盤のウイングはこのゲームで一番選手層が薄いので、おすすめはできません。

DMは、片方を前目、相棒を下がり目にしてバランスを取っています。
前目の選手にはVOL(セグントボランチ)の役割を与えて、センターフォワードのF9(フォルスナイン)と連携して中盤から前線・サイドへのパス供給を狙います。
VOLが多少前掛かりになる分、相棒にはA(アンカー)として中盤の底でしっかり構えてもらうことで、ひっくり返されたときに対応できるようにしました。

狙いとするところ

私の狙いは、「ポゼッションを高めつつ、ボールを奪ったらショートカウンター」です。
現実のサッカーでもよくあることですが、必ずしも「ポゼッション率が高い=攻撃的」ではないということは留意しておく必要があります。
超一流のチームや、明らかに戦力で劣るチームと対戦するときなら、ポゼッションで相手を押し込んで一方的に攻撃することはできますが、普通は難しいです。
また、ゲームの仕様上仕方がないことなのですが、自陣でボールを回されると、ほとんどの場合シュートまでもっていかれます。
そうすると失点の可能性が高まるので、なるべく高い位置でボールを奪うことが失点減らすという意味でも重要になってきます。
これが、「ドン引きしてカウンター」がこのゲームにおいては有効ではない原因の一つです。

ちなみに、「ゲーゲンプレス」を採用するならば、4-2-3-1や4-3-3のフォーメーションが非常に有効です。
ですが、そういった戦術で戦っているときに、なぜかうまくいかなかったのが3バックのチームとの対戦でした。
自チームより下位に低迷しているチームでも、ポゼッションで圧倒され、シュートを打たれまくり、失点を重ねて負けるというシーンを何度も見てきました。
それならば、自チームが3バックでゲーゲンプレスチックな戦術を採用すれば強いのではないか?という発想から、この変則的3-4-3の研究を始めました。
まだ完成形ではありませんが、一応目に見える成果は出せたので、別記事でご紹介していきます。

では、次の記事では戦術の細かい部分を見ていくことにしましょう。

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