【キツさをやわらげる方法】
先日YouTubeを見ていたら、元プロ野球のコーチがコーチ時代の面白い話をしていました。
そのコーチが現役時代は、ビシバシ練習して理不尽なシゴキに耐えて耐えるのが当たり前の時代。
しかし時代は平成・令和。そして21世紀。
こんなやり方ではプロとはいえパワハラ等で訴えられます。
そうすると今度は段々と選手の力が落ちてくる。トレーニングの質の向上や栄養学で体は大きくなっても昔の選手のような芯から強い選手はできないと多くの指導者が嘆いているようです。
そんな時代の中、この元コーチがコーチ時代に行ったやり方が画期的。
ズバリ!昭和のやり方に戻す!(笑)
しかしこのやり方というか説明の仕方が秀逸でした。
このコーチが就任した時、今までの練習より練習量を少し増やしたようです。
すると選手達はこぞって「キツイ!」やら「長い!」と不満が出たそうです。
するとそのコースは「わかった練習を楽にしてやるよ」と選手達に話したそうです。
普通なら練習の量を減らしてくれて楽になるのかな?と思うところですが、何と逆に練習の量を倍にしたそうです(笑)
もちろん選手はヘトヘト。話が違うと不満が出たそうです。
しかしここからが本番。その次の日から練習を前の時間に戻したそうです。
するとどうでしょう。今までキツイと言っていた量のはずなのに、一度倍の量を経験した選手達は「楽だ」と感じたそうです。
もちろんパワハラや暴力等、昭和の教育でよくないものは採用はしないまでも、やはりスポーツでも何でもまずは量から。
よりキツイ経験をした選手達は通常の量が楽に感じたのです。
学校や会社などから上から量を課されるとキツイとは思いますが、自分自身であえて量を増やす時期を作ってみる。
これは「楽に」なる(感じる)コツだと思います。
私も今年から仕事量が増えたので、完全オフという日は減りましたし、正直キツイ日もあります。
でもそれは去年までもあったし、今までもありました。
学生時代は8時台に授業もあったし、空いた休み時間でも遊んでたので、もっと忙しかったはず。それがいつの間にか休みが増えてキツさも増していたのです。
かつての日本の会社のように「寝ずに働け」は論外までも、少し自分で量を増やしてみる。
意外とこの方が「楽に」なれるかもしれません。