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20年前のチキンカツ。
「チキンカツがいい!」
僕が母にそう送ったのは、「GWの食事リクエストしていいよ」への回答だった。
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母は、僕から見れば究極の幸せな人だ。と言っても、ずっとニコニコしているわけではなく、「幸せだなぁ」と口にするわけでもなく。あくまでも自然体として幸せそうなのだ。まさに在るがまま。「いま幸せかどうか」を自己評価していないのだろう。おそらく。
僕が小学生の低学年の頃から、父は単身赴任で全
「内なる声を聞く」に潜む罠
「内なる声に従おう」
「心の声に耳にすませよう」
「直感に正直にいよう」
多くの書籍に書かれている言葉だ。
成功者と言われる人たちも、そう語る。
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しかし、ここで改めて考えたい。
この「内なる声」「心の声」は誰の声なのだろうか?
当たり前のように、自然とこう答える人が多いはずだ。
「私が本当に望む、私の声である」
家族から直接聞いた声ではない。
友人からLINE通話で聞いた声
右耳だけのイヤホン。
もうここ3〜4年も愛用していたイヤホンが使えなくなった。
ある日、Netflixで「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」を見ようとノートパソコンにイヤホンを繋いで左耳に着けてみる。あれ、繋がらない。
音量設定か何かに問題?
いや、実はその翌日に右耳は聞こえることに気づく。
そうか、あのときか…イヤホンを盛大に椅子に引っ掛けたことを思い出す。
そう、僕が持っていたのは有線のイヤホン。世は完
見知らぬ誰かと話すことで、優しい世界をつくる。
みんな、余裕がない。
僕はそれを、余白がないと呼ぶようになった。
正直、余裕でも余白でもどっちでもいいんだけど、僕には、現代の1分1秒を争う現代の人が、びっしりと鉛筆で描き殴って真っ黒になったノートやキャンバスのように見える。
だからそれを、”余白がない”と呼ぶ。
もっと、そこに余白があれば。
僕たちは家族や友達や同僚に愛情や優しさのようなものを携えて、接することができる。
今日エスカ