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コラム・エッセイ「特筆すべき点P」(無料)

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脈絡のない思いつきを長々と書いているシリーズです。
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#Twitter

存在しない回botが変わってしまった回

「存在しない回bot」というツイッターbotが存在します。 テレビ番組の「存在しない回」を淡々と書いていくというネタbotの一種で、地味に人気を博していました。 元々は、テレビ番組などで実際にあった面白い出来事を淡々と紹介する「いろんな回bot」が先行して存在し、「存在しない回bot」はそれのパロディとして登場した形になります。 ツイートネタはDMで募集していて、ラジオのネタ投稿のような楽しみ方をされているアカウントでした。 しかしここ最近、この存在しない回botに変

不道徳なネタが楽しめなくなった話についての1人対話

昔のまんがとかお笑いを見るとオカマやブスを無邪気に笑いの対象にするネタがたくさんあって「今はこういうのもう無理だな」と思うと同時に、そういうのを面白がれる感受性が自分の中から無くなってるのにも気付く。自分以外の人の感覚も結構そうなってきてるんだろうか。 「このツイート、ずいぶん拡散されてしまったな」 「3000RT以上されてますね、なんででしょうね」 「差別とかそういう話題はツイッターのトレンドだからじゃないか?」 「そんな簡単なもんですかね」 「みんなリプライや引

思想は偏っていてもまっとうでいられる

楽しくインターネットを見ていると 「私は右でも左でもなく、自分の頭で考えて中道をゆく普通の人間です」 的なことをTwitterとかの自己紹介欄に書いている人が、ちょくちょく目に入ってくる。 で、実際にその人の発言を追ってみると、ほとんどの確率で思想的にはどちらかに偏っているように見えて、えーっ となる。中道ってなんだったの、と。 これがしばらく不思議だったんだけど、もしかしたらそういう人たちは「思想」を空間的に表現することと、「人としての正しさ」を空間的に表現すること