![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151779012/rectangle_large_type_2_5d8e943e1609ce208b20367a6f97461a.png?width=1200)
PeopleX、創業してから4ヶ月半が経ちました。シードフェーズの卒業
PeopleXを創業してから4ヶ月半くらいが経ちました。駆け巡ってきた4ヶ月でしたので、定点観測がてら書いています。丁度昨日、第1回の株主報告会となり、明確にシードフェーズが終わりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724470079672-a2h71wp7kF.png?width=1200)
この4ヶ月間でやったこと
PeopleWorkリリース
まず8月1日にエンプロイーサクセスHRプラットフォーム「PeopleWork」をリリースしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724470607781-rp9K5tvLkq.png?width=1200)
コンパウンドSaaSの初期構築は、単一SaaSよりも非常に難易度が高く、今後このデータベース上で100以上のSaaSアプリケーションが展開されるためデザインコンポーネントや実装方法が初期からスケーラブルに開発する必要がありました。
16.1億円の資金調達
投資家様からシードラウンドとして16.1億円の資金調達を致しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724473979982-1sljoVmHqP.png?width=1200)
ARR1000億円規模を目指して、投資していただいた金額を資本効率の良い投資を実行し、必ず莫大なリターンを実現していければと考えています。
2回目の増床・移転
メンバーの数も40名近くとなり、創業4ヶ月で2回目の増床・移転となりました。採用サイトなし、エージェント経由ゼロ、採用Deckなしの状態で、リファラル、ダイレクト応募のみで恵まれた環境になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724474255777-SR8qEujbDB.png?width=1200)
リリース後に毎週2個以上の新規機能開発
リリース後の改善プロセスがアプリケーションレイヤーだと重要なので、Voice of Customerの声に従い、毎週2個以上の新規機能リリースをしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724470830872-8xIx1FQe5j.png?width=1200)
製品開発スピードは、創業者、営業、カスタマーサクセスの顧客接点を持つ人員とプロダクトチームとの信頼関係に依存します。これをわかっていないと営業が「うちの開発は遅いなあ」とプロダクトチームのせいにする現象をよく見聞きします。明確に、違います。
PeopleXは顧客の声を当日伝え、その日中に解決策を議論し、翌日仕様に落とし込み、その週には製品開発を始めリリースするという異常速度での製品開発プロセスが実行されています。今後も日本史上に残る製品開発を実現していきます。
SEOコンサルを入れての製品サイトリニューアル
PeopleXは、フローで流れていくコンバージョンレート第一主義のマーケティングではなく、資産性の高いマーケティングを積み重ねています。それを代表する流れで製品サイトをフルリニューアル致しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724471149240-tyPtUWLeeO.png?width=1200)
PLでなくBSを生かしたマーケティングが何より重要です。ウェブマーケティングの世界では決して構築できない、アセット型のブランドマーケティングを実現しています。
テスラ社は広告宣伝費は「注目されていない企業に対する税金」と言い、独自のブランドマーケティングにより極めて高い営業利益率を確保しています。多くのブランドビジネスが同様に、再現可能な形式で実現しています。
SaaSは典型的なブランドマーケティングが効く分野です。現在に至るまで広告宣伝費0円でPeopleXは運用しています。
PeopleXの具体的マーケティング手法
2つのマーケティング手法を実現しています。
1つはホワイトペーパーです。フローでも1つのホワイトペーパーを出すたびに100社近くのリード獲得できているのですが、アセットとして意味を為すホワイトペーパーを作成しているため、5年後にも価値のある資産性の高いコンテンツを作成し続けています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724471507021-ZlO0ATZkGX.png?width=1200)
もう1つは共催セミナーです。
双方のハウスリストに共催セミナーを配信することで双方が取れなかった層を獲得できます。今の所圧倒的にPeopleX社経由の獲得チャネルが強く、共催セミナー先企業よりも高い集客企業となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724471592229-OWvpsMUFgO.png?width=1200)
アライアンスモデル
PeopleWorkは初期からアライアンスモデルも強化しています。既に商談創出チャネルとして機能し始めています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724471712637-xURKu6qYIe.png?width=1200)
前職の反省も活かして、クローズドでの審査制認定パートナープログラムとしています。代理店契約は締結したけど商談創出が生まれなかったようなことは双方のロスも大きいため、PeopleX流の審査制のパートナープログラムを構築しています。
その他3つの新規事業をリリース
その他3事業もリリースしました。人事コンサルティング事業、報酬サーベイ市場、人材エージェンシー事業です。
PeopleX社には元CHRO経験者が豊富に揃っており、事業目線での人事コンサルティング事業を展開しています。製品だけでなく、風土改革や人事制度設計にまで切り込めないとHR領域は難しいと考えているため、PeopleWorkに相談していただければコンサルティングも豊富なメニューが揃っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724472094635-hgBJaQpH94.png?width=1200)
続いて報酬サーベイです。既に10社以上受注している事業で、昨今歴史的な賃上げやエンジニアの報酬レンジが高騰しているため、外部マーケットからの採用を考える時、適切な報酬レンジの把握が必要となります。
また内部社員の報酬設計も多角化してきています。報酬戦略は必ずしも高く上げればいいというものではなく、総合的な魅力付けによるものですが、その出発点として外部マーケットの状況把握が出発点となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724472086436-DA7CHeNJnK.png?width=1200)
有料職業紹介事業の認可がおり、ようやく新しい時代に適合した人材エージェンシー事業を開始できることとなりました。
まだ世が見たことがない人材紹介事業になるため、楽しみにしていてくださいませ。求職者にはスキル診断、給与レンジのレコメンド、今後のキャリアパスを描きながら、求人企業には最適な候補者選定を行うことができる、前代未聞の人材エージェンシーが実現できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1724472107928-EWPYFiyn2f.png?width=1200)
総括
発表済みのものは創業した4月段階で構想し、実行に移っていたものです。ようやく発表できたものばかりで、今は10月から12月に発表できるものを仕込み続けています。HR業界の解像度が高まった現在の方が、より良い戦略を描ける自負があります。
ここからのPeopleXはいよいよ前代未聞の施策を開示していけます。ここまでは実行力/エグゼキューション能力により異常速度で実装し続けました。ここからが戦略です。PeopleXの真骨頂をお見せできるかと思います。
PeopleXはトヨタ自動車や日立製作所、ソニーといった日本を代表する企業をベンチマークしています。これからも偉大なる先輩企業に近づき、日本を代表し、世界に戦えるスタートアップへと、必ずなっていきます。
いいなと思ったら応援しよう!
![橘 大地](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135788197/profile_68055054f0494295177460e29b0b67f2.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)