自己紹介は難しい

「自分、ダメな奴なんですよ」と卑下する自己紹介は簡単だ。でも、自分を”正確に、持っている魅力を最大限に理解されるための”自己紹介は難しい

自分のことを正しく把握しているか

まずは、これをするのが難しい。自分とはどういう人間か。客観的に正しく把握しているだろうか。細かすぎる特徴ではなく、大局的に俯瞰して自分をフラットに見ているだろうか。自分が思っている特徴と、人から捉えられている人物像はどれくらいの距離あるのだろうか。

機能が全然わからない電化製品があったら、その良さをどうやって説明したらいいかわからないのと同じである。自分がどういう人物であるか自分自身が正しく理解していないと説明はできないし、より短時間でよりいい人物像として理解されにくい


適切で効果的な説明になっているか

誰に何を理解してもらいたいのか。それによって説明は全く異なる。初対面の人、顔見知り、同級生や同僚、親しい人。仕事上、近所付き合い、何らかのコミュニティーにおいて、プライベート。

どの点を理解してほしいのか。何を理解して欲しいのか、それにちゃんと重きを置いて説明しているか。

相手が理解できる表現になっているか。相手のレベルに合った説明になっているか。理解できない表現のせいで理解されないのだったら、表現者側の問題だ。それは全く意味のない説明である。


口語と文章は異なる

口だと、相手が理解出来てなければその場で色々な表現を追加することで、理解を促すように調整することができる。表情身振り手振りも表現や説明の一助になる。

しかし文章では、文章の内容だけで勝負になる。そのかわり、口語の臨場感はなく準備する期間もある。(もちろん口語でも準備することは出来るが)

どちらの方が難しいかは人による。得意な方は磨きをかけ、苦手は方は人並みレベルまでは修練した方がいい。下手すぎるのはデメリットだからだ。


自己紹介は練習

よく外国人はプレゼンがうまいと言われているけど、実際もそうだと思う。なぜかというと、彼らは幼稚園の頃から社会人になるまで、事ある毎に自己紹介をしたり人前でプレゼンをする場にさらされ続け、場数を踏んで練習してきている

でも彼らは同じ人間なのだし、自己紹介というのは自転車に乗ったり、料理をするというくらい誰でもできるようになる類のものなのだと思う。もちろんその中で上手い下手はある。しかし練習である程度うまくなる余地がたくさんある領域だ。


自己紹介の練習は練習対効果のコスパが大変いい

多くの人がそういう修練を小さい頃からやってきてないから、日本の社会全体として自己紹介が下手なのだと思う。だから下手であってもそこまで目立たない。しかしその中で、意識的に練習を積んである程度自己紹介がうまくなったら、それだけで色々な場面でごぼう抜きになってそう。


まとめ

就職、営業、面談、交渉、何かコミュニティや人と関わる時に避けては通れない自己紹介。どうせなら早めから正しく、いい印象を持たれた方がいいに越したことはない。しかもそれが練習をすればするだけ身につくし、うまい自己紹介によるいい影響は随所に発揮される。


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