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COVID-19のモデルナ社ワクチン接種した体験談(1回目)、各社のワクチン比較

ワクチン接種で自分の番が回ってきたので打ってみた。「どの会社にするか、副作用とか大丈夫だろうか」という疑問があり、少しだけ調べた。

参考にした資料:横浜市立市民病院の感染対策研修会

参考にしたのは、横浜市立市民病院の感染管理部が2021年2月12日に行った感染対策研修会である。横浜市立市民病院はダイヤモンドプリンス号の重症患者を受け入れてきた中核病院である。

「新型コロナウイルスワクチンの特徴」

以下はこのYoutube内で説明されていたことの要約である。

モデルナ社(Moderna)- アメリカ

<治験>
・30,420人(介入群:14,134 人、プラセボ群:14,037人)←少ない
・女性47%、18-95歳(平均51.4歳)、65歳以上が24.8%
・65歳未満でリスクファクターをもつ被験者は16.7%
・白人79%、アジア人4.6%(アメリカの人口比とほぼ同じ)

<特徴>
・ワクチン効果:94.1% ー 非常に高い発病予防効果を示した
・ワクチン2回接種後にコロナ感染重症化した症例は一例も認めず

・2回、28日間隔
・高齢者の方が効果が少ない
・有害事象(局所反応):疼痛(86%)>>>発赤>腫脹>リンパ節腫脹
1回目84%(持続時間2.6日)、2回目88.6%(持続時間3.2日)
・有害事象(全身反応):倦怠感(70%)
1回目54.9%(持続時間2.6日)、2回目79.4%(持続時間3.1日)
アナフィラキシー反応:2.5件/100万接種(参考:インフルエンザワクチン1.41件/100万接種)←非常に少ない
・アレルギー反応が出た接種者(10症例):15分以内に発症(9症例)、アナフィラキシーの既往あり(5症例)、全症例がアドレナリン筋注で軽快
長期の予防効果はまだデータなし、4ヶ月ほどは持続していると報告あり
イギリス株・南アフリカ株に関しては効果があるのでは、と言われている
・妊婦への適応:アメリカでは希望者へ接種(15000人以上)、イスラエルは積極的接種、イギリスは積極的推奨をしていない。日本は妊婦をワクチン接種対象から除外することはしない(日本産婦人科学会)。

ファイザー社(Pfizer-BioNTech)- アメリカ

<治験>
・43,448人(介入群:21,720人、プラセボ群:21,728人)←多い
・女性49%、年齢中央値52歳
・白人83%、黒人9%、アジア人4%
・基礎疾患あり21%


<特徴>
・ワクチン効果:94.6-95.0% ー 非常に高い発病予防効果を示した
・ワクチン2回接種後にコロナ感染重症化した症例は一例のみ
(症例数が少なくて統計学的に有意差でず)
・2回、21日間隔
・有害事象(局所反応):疼痛(71-83%)>>>腫脹(6-7)>発赤(5%)
2回目の方が若干少ない、16-55歳より56歳以上の方が症状が出る割合が若干少ない
・有害事象(全身反応):1回目:倦怠感(34-47%)>頭痛(25-42%)>筋肉痛(14-21%)>下痢(8-11%)>悪寒(6-14%)>関節痛(9-11%)
2回目の方が若干多く出ている、16-55歳より56歳以上の方が症状の出る割合が若干少ない
・関連のある有害事象:4例(内、死亡2例)、接種に伴う肩の外傷、右腋窩リンパ節炎、発作性心室性不整脈、右下肢感覚異常
アナフィラキシー反応:11.1件/100万接種(参考:インフルエンザワクチン0.7件/100万接種)←少し多め。モデルナとは、比較しているインフルエンザワクチンのデータが違うのだと推測される
・アレルギー反応が出た接種者(21症例):30分以内に発症(18症例)、アレルギー反応の既往あり(17症例)、全症例がアドレナリンの筋注で軽快
・妊婦はデータ不十分、授乳中の者は乳児や乳汁への成分以降についてのデータなし
・16歳未満は承認なし
・免疫不全者は効果低減が予想される
長期の予防効果はまだデータなし、4ヶ月ほぼは持続していると報告あり
イギリス株・南アフリカ株に関しては効果があるのでは、と言われている(試験管上のデータのみ)


アストラゼネカ社(AstraZeneca)- イギリス

<治験>
・23,745人(介入群:12,021人、プラセボ群:11,724人)
・4ヶ国で治験を行うも、プロトコールが異なりデータにばらつきあり
・治験者は健常者が多い、18-65歳のデータ=高齢者のデータが少ない
・1回目から2回目の投与間隔:4-12週以上=治験方法にばらつきあり
・ウイルスの測定方法にばらつきがあり、治験中の接種量にばらつきあり
無症候群には効果が弱い
重症化は防げることに期待は持てるかもしれない

<特徴>
・ワクチン効果:62-90%
・2回、28日間隔
・重篤な有害事象:横断性脊椎炎(ワクチンと関連有が1例、無しが1例)

<発表で言及がなかったもの>
・女性?%、白人?%、黒人?%、アジア人?%、基礎疾患あり?%
・ワクチン2回接種後にコロナ感染重症化した症例:?
・有害事象(局所反応/全身反応):?
・アナフィラキシー反応:?
・妊婦、小児:?
・長期の予防効果:?
・イギリス株・南アフリカ株:?

注釈:
血栓症のリスクが予想よりも高い確率で発生(4人/100万接種、そのうち1人は死亡)。血栓症のうち2/3が女性。
デンマークでは完全に中止(2021/4/14)
イギリスでは30歳未満の接種は制限(2021/4/7)


ジョンソン & ジョンソン社(Johnson & Johnson's Janssen)- アメリカ

youtubeでは言及していなかったので追記。

米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)が、接種した50歳以下の女性6人に血栓が生じる事例が報告されたことを受け、接種を一時中止するよう勧告した(2021/4/13)。
血栓症のワクチンのパッケージに記載する注意書きを変更した上で、欧州連合(EU)のほか、ノルウェーとアイスランドで出荷を再開する(2021/4/21)。


ワクチンを打つか打たないか

どの薬やワクチンにも副作用は避けて通れない。しかし、コロナに罹患して重症化したくない、という気持ちが大きい

2020年12月のワクチン接種が始まった頃には情報が少なく不安はあったが、現在は1回以上ワクチン接種したのがアメリカだけでも1700万人いるそうだ。長期的な副作用や悪影響は世界の誰もが知りえないが、当面のコロナ罹患のリスクや後遺症のことを考えると、ワクチンでなるべく予防できた方がいいかと考えた。


どの会社のワクチンにするか

モデルナとファイザーのワクチン効果はほぼ同じレベルのようだ。
【モデルナ】治験者数は少ないが、ワクチン接種による重篤な有害事象の報告はなかった。その代わり、有害事象(全身反応)の率がファイザーよりも高い。妊婦さんが接種するならモデルナ。

【ファイザー】治験者数が最多。重篤事象の報告は数例ありアナフィラキシー反応が少し多いが、有害事象(全身反応)の率はモデルナよりも少ない

【アストラゼネカ】まだデータが少ない。

注意:アレルギー反応・アナフィラキシー反応の既往がある人は接種は注意


なぜモデルナ社にしたか

モデルナ、ファイザー、ジョンソン&ジョンソンの3社のワクチンを選ぶことができた。血栓症のことを考えると最初の2社であった。接種日時や場所の関係でモデルナを選択。しかし有害事象がより少ないと報告されているファイザーにしておいてもよかったなと後で思った。


モデルナ社ワクチン接種1回目の副作用

接種はあっさり終わり、アナフィラキシー症候群が出ていないことを確認するために、その場で15分待機し帰宅した。

接種2時間後。ワクチンを打った三角筋あたりが痛くなってきた。腕があがらないとか痛くて生活に支障が出るレベルではないが、無視できないくらいの痛みである。あとは、気のせいかも知れないくらいの頭痛。

接種4時間後。腕を上にあげるのが辛い。しかし肘下の動きには問題ないため、パソコン作業などに支障なし。頭痛、寝込むほどではないが無視できなくもない程度。

接種5時間以降。症状の悪化なし。症状に慣れてきた。日常生活に支障なし。寝る時に、注射を打った側を下にするのは痛くでできず。

接種24時間後。腕の痛みはピークアウトした模様。2日目は頭痛なし。


接種3日目。接種したことを忘れているくらい症状は軽快。


まとめ

4週間後に2回目の予約が入っている。
1回目の時の有害事象が大きいほど2回目での症状が強くなるという話も聞くので、まずは1回目が軽い症状で済むといいと思っている。

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