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何よりもヒト、だからMVVの整理のお話(飲食店開業に向けて)

先日、レストランオープンに向けて物件の賃貸借契約を結んできました。

いよいよ、です。

これから会社のCrewが増えるということ

レストラン開業とその運営という会社の新しい事業を走らせる上で、お店のコンセプト作りから商品、サービス、デザイン等To Doが様々あり、それらを決めて進めていくことがありますが、改めて今の段階で思ったのが、人の採用やチーム作り、組織作りといった、The Sprout CrewのそれこそCrew、仲間が増えるということの重要さです。

これから作るレストランは僕のもの、では決してなく、The Sprout Crew(以下、Sprout)という会社のサービスであり、もっというとその地域や街のお店、というのがSproutの考え方です。

現時点では、Sproutは社員は僕と、あとは現事業で活躍しているアルバイトメンバーのみ、という小さな会社ですが
もちろん、これからレストラン運営する上で、社員やアルバイトの採用は必須です。

そのときに僕の価値観の好き嫌いや、その人のスキルや経験だけを基準に採用し、スキルや経験を基にアルバイトや社員という雇用形態を選んでいたら、瞬間的には走れるかもしれませんが、決して遠くまでは一緒に走れないはず。

要は改めて、Sproutって何なのか、もっというと会社って何なのか、みたいなところを整理したり、ちゃんと伝えられるようにしようと思いました。

Sproutが考える、会社とは?

会社とはミッションであり、それにコミットメントする人たち、である。
会社とはその本社のことを言うのでは無いです、もちろん商品やサービスをいうのでもない。その実態はあくまでヒト、ですよね。
法人と呼ばれるように、様々存在する会社はヒト、でしかない。

じゃあどんなヒト(法人)なのかというと、ミッションがあり、それにコミットするヒト、ということ。
もう少し掘るとよく言われるMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)、が会社というヒトを表現するものである。

Sproutが考えるMVVって?

MVVについてネットで調べると様々な見解や表現があるけれど、Sproutが考えるMVVについて整理します。

この考え方は僕の前職の会社での経験や体験、研修によってできています。
それをいかにも自分流、かのように語ってますが、全ては僕が前職で学ばせていただいたことで、それを言わないと気持ち良く無いので先に述べておきます。とはいえ前職を卒業して時間も経過しているので、その表現や考え方のニュアンスが今は違っていたりすると思います。
前職の企業名もこれまでのnoteでも書いているので、
考え方が前職の会社と全てがイコールでは無いと思うので、それも注意点として述べておきます。

ミッションとは、存在理由や存在価値である。
単に和訳した使命や義務、のようなニュアンスやスローガンや目標でもない。

ビジョンとは、そのミッションを体現することでどんな姿なりたい、や景色を描くか、ということ。
会社の方向性や展望、である。

バリューとは大切にしている価値観や大切にしていること、である。
Sproutのらしさ、を作る大切なエッセンスである。

よく山登りを使って表現されるが、Sproutが考えるMVVは
ミッションとはどの山を登るか、どの山の山頂を目指すのか。
ビジョンとはその山を登ることで、またその山頂からどんな景色が見れるのか。
行動指針とは、枝分かれした山道でどちらを選んで進むのか、を決める指針になるもの。
バリューとは、ミッションやビジョンに共感した山登りチームが大切にしている価値観。

と考える。

そのバリューを大切にできない、もしくは大切にしてない人、はSproutのチームにはなれない、ということ。
決して価値観の押し付け、ではなく、それはお互いにとって不幸にならないためであり、他の会社の方がきっと人生を豊かになる。

アルバイトと社員の違い、のヒントはここである。

単なる雇用形態の違い、社会的な信用度、給与形態や福利厚生の違いではない。
現代において、フリーランスや個人事業主という形も増え、その社会的な違いやその他の条件の違いはむしろほとんどフラットでもある。

会社とは、会社のミッションを理解し、体現しコミットメントする人たち。
これがアルバイトと社員の違い、を伝える上での大切な基盤である。

自己実現のため、自己の成長のため、そのお店が好き、その街が好き、
という働く動機も素敵な動機である。
が、社員になりたい、なのか個人事業主、またはフリーランスでいるのか、を考える上でその動機のベクトルの向きを整理することはそのヒントである。

Sproutのミッションとは

日本のおもてなしをより良く

私たちは、挑戦心や大きな夢を持ち、力強く咲いていく未来ある人たちを
「Sprout=新芽」と名付けました。

Sproutのビジョンとは

Sproutが咲かせた花(商品・サービス・ヒト)がお客様に愛され続け
新しい王道や普遍を生み出し続けることで
関わる業界や街の活性化と、その価値を上げ続けていく

Sproutの行動指針とは

I am Sprout
それはSproutらしいのか

Sproutのバリュー(エッセンスとは)

▪️挑戦心や大きな夢を持ち、力強く咲いていく
挑戦心とは、固定概念にとらわれないこと 大きな夢とは、自分らしさのこと 力強く咲いていくとは、アウトプットができること

▪️細部にこだわり、勝ち続ける
価値と勝ちを大事にすることで、挑戦を続けることができる 細部にこだわるとは、事象のWhyや本質を探すこと 勝ち続けるとは、予算達成や目標達成にコミットし、進化し続けること

▪️人に愛され、咲き続ける
Sproutが咲かせた花(=商品) は自分たちやお客様に愛され、選ばれ続ける そのためのヒントは普遍的に愛されているもの、と今流行っているものを知ること わたしたちのお客様、ターゲットはアーリーアダプターだからこそ 常に流行を知り顧客体験をすることで、お客様に届けられることがある 愛されるとは、ファンになっていただくこと 咲き続けるとは、選ばれ続ける仕組みを作ること

▪️気前が良く、いつも前向きである
人が集まっている人は、いつも気前が良くて前向きに導いてくれる人 気前が良いとは、目の前の損益ではなく、未来のために投資ができること 前向きであるとは、どんな状況でも目標達成に導けること

▪️相手を幸せにしたい愛を持ち、主体を相手にする
相手を想う気持ちはおもてなしを生む大事なBeing=在り方であり、 おもてなしとは自身の在り方に向き合うことである 相手を幸せにしたい愛とは、依存、執着ではなく、相手を尊重、リスペクトできること 主体を相手にするとは、自己分析ができること

MVVの共感までにもフェーズがあるはず

その会社の人が好きなる、そのお店が好きになる、その会社のサービスが好きになる、その街が好きになる、などのフェーズは必ずあると思う。

Sproutのレストランが好き、という人がたくさんいるようになれば本当に嬉しい。けれど、そのレストランを体現している本質のところが好きになってもらえるように、Sproutはサービスを作り、伝えていくことが大事だと思う。

Sproutはミッションにあるように、飲食業に特化しているわけではない。
おもてなしという概念(Sproutが考えるおもてなし)に、より良くする、という挑戦や前のめりなあり方が、事業という手段の動機であるから
レストランだけでなく、おもてなしという概念が当てはまる業界やサービスで、商品や事業を展開していきたい。

もしかするとそれが、アパレルかもしれないし、求人媒体事業かも知れないし、観光業かも知れないし、ウェディングかも知れない。

とはいえ、まずは今回チャレンジするレストラン事業をちゃんと花咲かせること、が大切である。
すぐに結果を出したい、という気持ちがあったり、運営していく上で収益化、はマストである。
が、目先に囚われずに、中長期の姿を考えた意思決定も必要である、そのジレンマを感じながら、悩んでいくのだろう。

Sproutらしいチームを作りたい

今後、人の採用を行う上で、しっかりと自分がSproutについて語れたり伝えられるように、または一番体現しているのが自分であるべきなので、改めて考え方を整理しておきました、のお話でした。



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