幽霊について (大切な人を亡くされた方へ)
幽霊
皆さんは幽霊さんと出会ったことはありますか?
看護師なんて職業をしていると、あたかも幽霊さんと出会う確率が高いテイで見られることがたくさんあります。
いる? いない?
さて、ここで問題です。
幽霊さんはいる? いない? どーちだ?
答え:どっちも不正解
なぜなら幽霊さんは【いるか いないか】ではなくて『出る』ものだから。
ほどける
仏の由来は【ほどける】、つまり一つの形(ここでは人間)がほどけて自然と一体になるというのが由来というそうな。
そう考えた時、水が蒸発しても雲になり、雲が雨になっても海に落ちるように、存在とは変容であって、【いるか いないか】ではないことが分かります。実に科学的。
『出る』とは“気づく”こと
だから、例えば大切な人が亡くなり、その人の存在が【いるか いないか】という事象に囚われていると『出ない』のかもしれません。
しかし存在を深く見つめることができれば…『出る』(つまり“気づく”)のかもしれません(それを化けて出るともいう?)
大切な人を亡くされた方へ…
“かなしみ”を一人で抱えずに、勇気をもって、助けを呼んでください。
“かなしみ”にはいつも多層の意味があります。だから多層の意味に気づくために、私たちはあなたに問いかけます。
そしていつか…
今度はあなたが “かなしみ” を抱える人の助けになるかもしれません。