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道を歩む

梅雨の記憶

これは私が梅雨のある日の10分間で、人生を振り返った記憶です。

出会い

5、6年前のこと…  私は上智大学グリーフケア研究所の一年生として、梅雨の日に授業を受けていました(その日は旧校舎で、石畳の中庭に面した教室でした)。喉が渇いた私は休憩時間にその中庭を抜けて飲み物を買いに行ったんですね。その時ふと見た足元にカタツムリが歩いていたんです(足はないけど)。

人が歩く石畳にいるカタツムリに『あぶないよ』と思った私は、紫陽花の咲く花壇に彼(彼女?)を戻そうとしました。でも…

道を歩く私 と 道を歩むカタツムリ

ただその時、ふとカタツムリには “道を歩く”のではなく、“道を歩む” 理由があるかもしれない…。
そう感じてしまったのです(足はないけど)。

そんな彼(彼女?)を花壇に戻すことは助けになるのか…。そうよぎる私に、カタツムリが『“歩む”とは危険が伴うこと、そんなこと知ってるよね』と言っているような気がしちゃって…。

歩むってなんだろう

あなたなら、どうしますか?

これは私が梅雨のある日の10分間で、人生を振り返った記憶です。

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