よもやまな記憶 1(メンタルの強さ)
メンタルがやられる
今のコロナ禍で、『若者たち』とくくられがちな大学生が気になる言葉を語りました。
『授業が去年からオンラインだらけだったのに、今年からいきなりリアル。コロナ禍で、授業についていけない人も、人付き合いについていけない人も出てきている。メンタルがやられる。』
メンタルの強さ
メンタル(精神力)を強くするためにはどうすればいいか…、そんな話に及んだとき
大学生からは…
『場数を踏む」
「失敗をたくさんする』
『自分を信じる力』
『自分を好きになる』
『弱さを知る』
という答えが出てきました。
《メンタルを強くする》とは自分で自分を信じることではない
私はこの問いに一つの明確な答えを持っています。メンタルとは自己のこと。でもその自己とは他者の存在によって見つめているものです。他者がいなければ自己もないことが事実。
だから、メンタル(自己)を強くしたいなら、騙されたと思って、人に“助けて”と言ってみてほしい…。
それは人に頼り、つながることです。
そして自分を助けてくれる他者が多いほど、私たちは自分を信じられるのです。
人に“助けて”と言えますか?
でも実は私は長らくこの言葉が言えませんでした。
それは私が虐待という記憶の中で、“助けて”と言っても助けてもらえなかった経験があるから…
世の中には同じように様々な体験から“助けて”と言えない人がいます。それは『助けてもらえなかった時が怖いから』かもしれません。
でもね、助けてくれる人はどこかにいる。だから“助けて”と言うことをやめないでほしい。
あなたも人とつながれる。
私のように。
大学生だけでなく、今が苦しい全ての人たち、応援していますよ!
苦しさは転機かもしれないのだから。