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言葉もかけられないとき…(スピリチュアルケア師への質問 一通目)

【YAMABIKO】へ嬉しいお便りが届きました。ご紹介します。

「こんばんは。以前からブログを拝見させていただいていたものです。今自分はスピリチュアルケアに興味があって勉強しています。なのでとても坂詰さんのブログはいつも考えさせられることがたくさんありました。今回いい機会を頂き是非お聞きしたいことがあります。 目の前の人が苦しんでいるとき、そこに何も自分ができないとき、言葉もかけれないときにスピリチュアルケアならどうかかわっていけるのでしょうか‥ 寄りそうことはどういうことなのか自分自身がわからなくて‥よろしくお願いします…」


答える と 応える

先日、こんなやりとりがありました。ある看護師さんがご主人を亡くされた奥様へお悔やみを伝えたとき、奥様から 『なぜ人は死ぬのですか?』と問いかけられたそうです。
そのとき彼女は言葉を失い、答えられなかった…  と私に語ってくれました。

でも奥様は誰にでもそんな “問いかけ” をできる訳ではなかったはずです。彼女だから “問いかけ” たのでしょう。そして彼女は【沈黙】を通して答えのない ”問いかけ“ に応えたのでしょう。
こんなやりとりの後、彼女は再び奥様に連絡を取られたそうです。


スピリチュアルケアならどう関わるか


スピリチュアルケアは自分が何もできない、言葉もかけられないところから始まるとも言えます。寄り添うとは、何も自分ができない “にもかかわらず” 傍にいるからこそ寄り添うと言うのでしょう。
スピリチュアルケアは、自らのスピリチュアリティをもってしかできないものですが、自分が何もできない、言葉もかけられないという体験が、自らのスピリチュアリティを呼び覚ましてくれるかもしれません。


あなたの中にある応える力


スピリチュアリティとは、答えのない“問いかけ”に応える人間力とも言えます。だから質問をしてくださったあなたはもう知っているのでしょう。あなたの中にある “応える” 力を。

応援していますよ!。


【YAMABIKO】はお便りをお待ちしています。


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