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投資詐欺で捕まらないあの子

架空投資の疑いでフリッチクエストの代表など8名が逮捕されました。
「月利4%の配当が得られる」
「配当金は、おもてなし会で“現金”で渡す」

怪しいですよね。このフリッチクエストの投資詐欺の手法や、詐欺被害にあわない為の対策などは解説が多く既出かと思いますので、そちらに譲りまして。

わたしとしては、投資詐欺に加担しながらも捕まらない、詐欺師と被害者の間にいる【代理店】の存在と【代理店をしてしまう人の傾向】について話したいと思います。

今回、フリッチクエスト詐欺師は捕まりましたが、代理店はまだ捕まっていませんし恐らくは捕まらないことでしょうしフォーカスされることもほぼないでしょう。

ですが、実はこの代理店こそが、普通の若者の一番身近に存在する落とし穴だと思っています。詐欺師の友達や詐欺被害にあうことよりも断然あるあるでシームレスな感じ。フォーカスされないからこそ気付かず落ちちゃう。普通に在る。友達の友達は代理店やってるよホントってハナシ。

なのでいま注意喚起すべきというか話したいのはここだと。

代理店とは「詐欺師の作った商品を売ったりカモとなる人を紹介」してお金をもらう人たちです。詐欺の親玉からすると、この代理セールスを活用した分業体制により直接手をくだすことなく、詐欺の立証を難しくしつつ、拡販することができるのです。

今回のフリッチクエストはまさにこの「投資詐欺代理店モデル」の代表格と言え、代理店・代理セールスがこの悪徳投資商品を売り捌き200億円規模へと被害を広げました。詐欺だと分からずに「革新的な投資手法」だと誤認識のもとやってしまう人もいれば、分かりながらセールスする真っ黒な人もいます。フリッチクエストの代理店の中には、自身でも投資している方もいて半分被害者・半分加害者的な立ち位置とも言えます。

代理店をやっている人は、普段は一般企業に勤めながらしれっと副業的にやっていたり中にはプライム上場企業の人とか……。ほんとそこらへんの人がやってる感じなのです。

で、(フリッチ他も含めて)わたしがこれまで見てきて、この落とし穴にはまる人の特徴タイプを挙げておきます。

全て実際に見た特定の人をイメージしてるので残念ながらノンフィクションです。

■投資詐欺に加担しちゃう傾向がある人
1)MLMやってる、やってた、やりたい
2)高歩合セールスで働いている(いた)
3)暗号通貨投資に憧れてる
4)芸能で売れず地下や夜店にいる
5)お金に困っている
6)田舎出身のパリピ
7)学歴なくパリピ
8)弱く群れて安心する
9)引き寄せだとか半端な心理学とかでかふわふわしている
10)学歴あるけど出世できないピュア

複数当てはまる方は才能ありです。個人的に、見てて一番辛かったのは10)です。

以上です。すいません!

※もちろん上記でも犯罪と無縁なステキな人がたくさんいます


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