姿勢制御とは?
当初はプレゼンテーション用のスライドを載せようと考えていましたが、
姿勢制御の理解に必要な情報をまとめてみました。
先日、依頼された朝の勉強会の資料を公開します.(元上司の資料や考えを大きく引用させていただいています)
久しぶり、かつほぼ初めての個人での話であるのと予想以上の人数に愕然としてしまい、伝えたい内容の5割も伝えられなかったなと少し反省しています。
支持基底面(BOS)と身体重心(COM)
重心(COG)
→Center of Gravity
・身体があらゆる方向に自由に回転しうる点
・身体各部の重量が相互に平衡である点
・基本矢状面、基本前額面および基本水平面の3つの面が交差する点
質量中心(COM)
→ Center of Mass
重心線
・重心の作用点
身体各部分の重心位置
・身体重心→仙骨S2前方(第2仙骨高位、腸関節高位)
・上半身重心→胸椎Th7~9
・下半身重心→大腿部中上2/3点と1/2点間
・男子→身長の約56%
・女子→身長の約55%
支持基底面(BOS)
→Base of Support
・姿勢を保つための接触面
・BOSの中にCOGが存在する
・物質は押されると回転運動をする
・物質の高さが高くなると重心が高くなる
・BOS内であればCOGはコントロールできる
WHAT IS HUMAN POSTURAL CONTROL?
・脳卒中患者や高齢者の多くは、下肢や体幹の弱さにより、過剰に股関節を固定し、ステッピング戦略による代償を使う。
・弱い足関節戦略は、患者を過度に視覚依存にさせてしまう。
・弱い足関節戦略は、APAsを非効率にし、歩行や選択的な上肢のリーチングを困難にする。
“BOSとしての足底”
プロメテウス解剖学アトラスより
・ヒトでは前脛骨筋が強く、長短腓骨筋は弱い。
・この弱さを小趾外転筋がサポートしている。
・小趾外転筋は足関節背屈時、外返しに働く。
・28ある足趾筋の中で際だって重要というわけではないが、姿勢制御に強く働く.
・治療では小趾外転筋をストレッチするのではなく、刺激を入れていく。
自分の復習の意味も含めて自分なりにまとめてみました.
これらの知識をリハビリテーション専門家として、どのように目の前の患者さんや利用者さんに応用していくかが重要で、私自身の課題でもあります。
限られた時間や限られた環境下でどれだけの利益を効率よく患者さんや利用者さんにもたらすことができるか。
日々勉強です。
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