いじめられたきっかけ
はじめまして!
ご覧いただきありがとうございます😊
初めての投稿。何を書こうか。めちゃくちゃ悩みました。笑
悩んだ結果、僕の人生を良くも悪くも大きく変えた出来事について綴ろうと思います。
中学一年生の夏、僕はいじめられた。僕はサッカー部に所属していた。サッカー部の部員8人くらいとゲームセンターに行く途中に起こった出来事が発端だ。
公園に集合して、チャリでゲームセンターに向かった。その途中で、1人のメンバーが段差にチャリを引っ掛けて、勢いよく倒れたのだ。
「ゔぁーーーーっ!」
倒れたメンバーが唸り声を上げている。周りのみんなが駆け寄る。
「大丈夫か!しっかりしろ!」
倒れたメンバーを囲いながら、みんな心配していた。そんな時、僕はこう言った。
「そんな奴ほっといて、ゲーセン行こうや!」
空気がシーンとなった。それまで心配そうな表情を浮かべていたメンバー全員が、白い目をして僕の方を見た。みんなが、こいつクズだな、と心の中で思っているのが伝わった。謝ろうと思ったが、負けるような気がして謝ることができなかった。
当時、自分で言うのは何だが、スクールカーストの上の方に属していた。いつも誰かをいじる立場にいた。今の自分からは想像もできないくらいヤンチャだった。太っている友達に会うたびに「ブタっ!!」と言ったり、ひ弱な人を見つけては理由もなく蹴ったりしていた。自分は上の存在であるということを、人をいじることによって誇示していた。だから、謝るということをしてこなかった。
倒れていたメンバーは、頭を抱えながら立ち上がった。そして、僕を一瞬睨みつけた後、すぐに笑顔に変えた。
「大丈夫やで!」
と彼は言った。無理しているのが伝わった。
その日、彼は怒ることがなかった。周りのメンバーも、彼に合わせるようにいつも通り僕に接してくれた。ゲームセンターに着いた後も、いつも通り楽しくメダルで遊んで帰った。
「怒ってなかった。よかった。」
僕はこう思った。ほっとした。
しかし、翌日からいじめは始まった。
本当に後悔しかない。なぜあんな発言をしてしまったのだろう。あの時の発言がなかったら、どんな楽しい中学校生活を送れていただろう。そう思うと胸がギュッとなる。
しかし、いじめられて良かったこともあった。それは「人に優しくなれた」ということです。虐めの痛みは虐められた経験のある人にしかわからない。虐められた経験があるからこそ、他人に対して寛容になれた気がする。
今では、過去の自分からは想像もできないくらい人から「優しいね。大輔くんはいつも。」と言ってもらえます。過去の辛い出来事をバネにして、これからも生きていきたい。