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本当の優しさ

『銃・病原菌・鉄』

ヨーロッパ人が、なぜ、世界中の国を植民地にして、今なお世界の中心にいるのか。

その答えは、「環境が良かった!」これに尽きる、らしい。農耕とか、畜産とかは、中東のあたりで始まった。元は「狩って食って」を繰り返してたけど、農業始めれば、安定して野菜とか穀物とか食べられるし、牛とか豚とか育てれば、肉とかいつでも食える!すごい!

そうすれば人が増える。人が増えれば、いっぱい食べ物も作れる。
そうすれば「余計なことする人」を養えるようになる。

兵士、音楽家、アーティスト、哲学者とか。食べ物を生まない人でも、その社会では生きていける。

ヨーロッパがあるオセアニア大陸は、東西に長い。気候が似ている。つまり、農業とか、動物を飼う技術とかを他の土地に行っても転用できる。そうすれば、技術もどんどん発達する。
そこで生み出されたのが、「銃・病原菌・鉄」この世を征服するのにめちゃくちゃ力を発揮したこの三つ。

これらを生み出せたのは、ヨーロッパ人の身体能力が高いからでも、顔がいいからでも、頭がいいからでもない。ただ、「生まれたところが良かった」これだけ!

自分の中でも「アメリカとかヨーロッパの人って生まれながら凄そう」っていう潜在意識があった。
でもそれは、何万年から今まで続いている、「環境のアドバンテージ」をうまく活用してるって事らしい。

読み終わった感想。
「環境って大事!」

まず、生まれた環境。日本で生まれて、綺麗なトイレがあって、食べ物に困ったことがない。まずこの時点でとんでもなく運がいい。病気こそしたことあったけれど「死にそうになったこと」は一度もない。本当にすごいこと。

この幸運を見つけられた。読んでなかったら、気づかなかったかもしれない。本当にラッキー。
あまりにも恵まれすぎてるから、誰かにお裾分けしないと、バチが当たるかもしれない。

自分が気持ち良くなるために人を助けるんじゃなくて「こんだけ運がいいのに、他の人に渡さないのも悪いなぁ」くらいでちょうどいいと思う。

まず自分が持っているものを把握する。
そして、余ったものをお裾分けする。

自分も我慢しない。他の人もハッピーになる。
それが本当の「優しさ」じゃないかな。

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