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【微アル】アサヒ ビアリーの個人的評価・レビュー【令和の微アル一番槍】
アサヒ ビアリーの基本情報
発売日:2021年3月30日
原材料:麦芽(国内製造)、スターチ、麦芽エキス、ホップ、コーン、米/炭酸
アルコール度数: 0.5%
原産国:日本
定価:1本181円(税込)
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総合評価
総合評価:A
美味しさ:9.0/10.0
低価格 :6.0/10.0
低糖質 :3.0/10.0
概要
令和の微アル一番槍。
従来のノンアルとは一線を画す美味しさを提げ、微アルという概念を世に広めた立役者。
一方で価格帯やカロリー面で明確な欠点もあり、微アルの総本山でありながらなかなかどうして一癖ある一本。
個性が明確なので、他の微アルを語る際の基準にしやすいという側面もある。
アサヒ ビアリーの優れた点
最も日本のビールに近い味わい
「最も美味しい微アルは」という質問には答えが割れるだろうが、「最も日本のビールに近い微アルは」と聞かれれば満場一致でこれを挙げるだろう。
そう思える程度には国産ビールと比べても遜色ない味わい。
グラスに注ぐと漂う麦とホップの香りはもちろん、口に広がるコクと苦みとわずかな甘み、そして鼻から抜ける香りにはわずかなアルコール感まで乗ってくるから驚き。
どのくらいのビール感かといえば、率直に「居酒屋で三杯目に出されたら気付かないレベル」というのが正直なところ。
その程度かと思うかもしれないが、このレベルは微アル全体を見てもそうそうあるものではない。
ペアリングも通常のビールと同じように行えるので、唐揚げ・枝豆・ポテト・ナッツなど普段の第一線のおつまみでそのまま一杯やれる。
どこにでも売っている
一般的な酒類とは異なり、微アルはスーパーによっては取り扱いの差が激しく、場合によってはほとんど置いていない所もしばしば。
そんな中でも、ビアリーはドライゼロやオールフリーと並んで実店舗での取り扱い率が高く、住んでいる地域のスーパーやコンビニのどこにも置いていない可能性はほぼゼロ。
飲もうと思ったタイミングで気軽に買えるのは、選択肢の少ない微アル・ノンアル界隈では特に大きなメリットとなる。
アサヒ ビアリーの気になる点
カロリー・糖質が高め
数値の上で真っ先に気になるのがココ。
100mlあたり33kcalで、糖質は7.4g。イメージとしてはペットボトルのカフェオレよりは多少マシかなという程度で、これは微アル全体で比較しても最上位クラスの数字。
微アルは多かれ少なかれ健康を気にして飲むことも多い中で、これはややマイナスポイント。
常飲するにしても1日1本くらいにとどめたほうが良いでしょう。
価格が高め
一般的なノンアルコールビールが1本100円台前半で買えるなか、定価181円は気軽に買うには少し高め。
価格帯としては発泡酒とほぼ同等、第三のビールよりは高いため、飲んだことない人からすると手に取るのは少しためらわれる。
前述のカロリーの話と合わせて、毎日飲んでいくには少々向いていないかもしれない。まあ、海外の微アルと比べるとむしろ安すぎてビックリするんですが…
アサヒ ビアリーの晩酌における位置づけ
優れた味わいと高めのカロリー、そして安くない値段と、微アルの原点にして得意不得意が最もハッキリしている一本。
毎晩のお供というよりは、ここぞという場面でご褒美感覚で飲むのに向いている。
喉越しだけではなくきちんと味わって飲めるため、たとえ一本だけでも満足度は高い。
とにかく非常に美味しいのは間違いないので、微アルを初めて飲む人にもオススメ。