離乳食|BLW(赤ちゃん主導の離乳食)を始めた理由
うちは離乳食を始めた頃から手づかみ食べ。
おかげで11ヶ月の今はトマトの破片をつまんで食べたり
手羽中を軟骨まで綺麗に食べたり
絹の豆腐を潰さずに持って食べられるようになった。
BLWとは
BLWとは単につかみ食べをさせる方法ではなく
赤ちゃんが主導というのがポイントで
数種類の食材を置いて自分で選んで食べたり
すくうところまでは手伝ってスプーンを自分で持って食べてもらったりする。
私はたまたま友人の子が離乳食開始同時にBLWをやっていて知ったけど、まだまだ日本では認知度が低く、BLWを知らない保健師さんや小児科医も多い。それでも最近は歯科医師や歯科衛生士がすすめることも増えてきた。
私がBLWを選択した理由5つ
①赤ちゃんは自分で食べる力があるから
本来5〜6ヶ月くらいの赤ちゃんは自分でものを掴んで口の中に運ぶことができるので、
自分で食べることができる。
自分でどんな匂い、触感なのか手で触って研究をして口に運んで味を確かめるという実験を繰り返しながら食べ方を覚えるらしい。
自分で食べることができるなら、そりゃ自分でやってもらおうと思った。
②自己肯定感が育つから
食べ物を研究→食べてこんな味、食感だった!という実験の中で、「想像通りの味だ!」「違う味だ!」「うまく持てた!」などいろんな結果を得る。
その過程の中でたくさんの小さなできたを積み重ねることができて、自己肯定感に繋がるらしい。
③目と手の協応・微細運動が育つから
お豆腐をつぶれないように持つ、どの指で持つか考える、といったプロセスが幼児期、学齢期でも役に立ちそうだと思った。
BLWを始めた6ヶ月頃、私の指は血が止まるほど握るのに、ニンジンやカボチャは潰さず持つので感動した。11ヶ月になった今では絹のお豆腐を潰さずに持って食べれるように!
④口の中で食べ物を扱う方法を学べるから
自分に合ったひとくちをかじり取る、舌で食べ物の柔らかさや大きさを認知して飲み込む、というように自分のペースで自分に合った食べ方を学ぶことができる。つまりそれは誤嚥を防ぐことにも繋がる。
実際、誤嚥率はBLWと従来の離乳食では変わりがなく、ゆくゆくはBLWを経験した子の方が誤嚥が減ったという研究もあるらしい。
⑤自分たちの子育ての方針に合っていたから
子にはできるだけ抑圧を感じずに育って欲しい。
とにかく自分の気持ちを1番大事にしてもらいたくて、「食べたい」も「食べたくない」も「何から食べるか」も自分で自由に決めることができるので、心理的安全が保たれるのではないかな〜と思った。
BLWをやってみた経過
6ヶ月3日から始めて、始めたばかりの頃はうまく持てないからほとんど食べられないし、おもちゃはすぐに口に入れるのに食べ物はなかなか口に入れようとしない。
滑ってうまく掴めないとすぐに掴むのをやめてしまって食べないという日が続いて、従来の離乳食にした方が良かったんじゃないかと思うこともあった。
ところがら、BLWを始めて40日目で何かのスイッチが入ったように突然もりもり食べ初めて完食した!(おにぎりを出してみたら手がベタベタして野菜も持ちやすくなったんじゃないかと思う。)
突然食べだすというのは聞いたことがあって、本当にそんなことあるー?!と疑ってたけど本当に突然食べ出して面白かった。
今では絹のお豆腐をつぶさないように持つし、手羽中は文字通り骨まで食べて、綺麗になる。小さいものは人差し湯と親指を使ってつまんで口の中に入れることもできるようになった。
BLWをやってみて
食べないうちは焦りの気持ちも出てきた。
でも食べものを一生懸命眺めながらどう食べようか考えている姿や、小さい絹のお豆腐をつぶさないように持つことができる姿はとても感動する。
片付けは大変だけど、日々上手に食べられるようになる子の成長がとても誇らしい。
食べさせない分、自分たちが食べてるところを見せることもできるのでBLWをやって良かったな〜と思う。
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