「好き」というものはなんなのか。

「好き」

この文字を見て、何を思いつくだろうか??

●猫が好き
●犬が好き
●バナナが好き
●魚が好き

この「好き」という感情はひとそれそれによって異なる。
「対」して「モノ」の時の判断は人間、とてもたやすくできる。

「マンゴー好き!!」
「私マンゴー、アレルギーだから嫌いー」
など、感想として簡単に発言できる。

が、ことここで「感情」が加わるとどうだろう??

「●●さん好き!!」
もちろん、表面上の好きは言えるが、感情面の「好き」になるとなぜ、こうも言いにくくなるのであろうか??
そんな人間模様を観察をしていて面白くなる。

他人の感情面の「好き同士」は敏感に感じ取れ、早くくっつけばいと思うのに、こと、自分の事になると自分との会話が成立しなくなってしまうのが面白い。

というのも、この頃よく人から相談を受けるようになった。

側から見ると、明らかに好きあっている二人がそこにいる。
第三者からすれば、「早くくっつけばいいのに」とさえ思っている。
だが、当事者たちはお互いの感情を勘ぐり合い、なかなか思い寄れない。
なぜこうも、お互い好き合っていて一歩が踏み出せないのか、私なりに考察してみた。

何個か思い当たる節があるのでまずは箇条書きにしてみようと思う。
・自分に自信がない
・相手が自分のことをどう思っているのかわからない
・失敗するのが怖い(振られる)
・好きな自分に満足している

ざっと簡潔に上げるとこのような感じではないか?
これらを私なりに掘り下げてみる。

【自分に自信がない】
これは、なぜ自信がないか?という問いが重要だと思っている。
自信は意外にも「自分を知らない」ということがほとんどのように思う。
こと、ここでは"恋愛"という事例においてのことにフォーカスするが、自己肯定感の部分にも関係するのでは?と個人的に思っている。
なので、自信がない場合はぜひ、自分との問いかけを大事にして欲しい。

「自分はこうした時にどう思われるのが嫌いなのか」
「なぜ自信がないのか?」
「自分の得意なことは?」
「今までで一番褒められたことは?」etc…
私はことあるごとに問いかけていることが多い。
特に、何かの判断に迷った時はよく、自分に問いかける。
それでも答えが出ない時は、行動してから考える。もしくは、行動を起こしながら考える。そうすると、自分がどのように考えて行動し、どう思うか?というルーティーンがわかってくることもある。それが少なくとも、自信に繋がっていくと思っている。

【相手が自分のことをどう思っているのかわからない】
これについては、聞いてみない限り誰もわからない。笑
奇しくも、人間、100%自分のことを理解している人なんていないと思っている。(例えば、自分の遺伝子配列を知っているかと聞かれたら、わからない人がほとんどだ…自分のことなのに笑)
そんな自分のことも100%わからないのに、相手がどう思うか、思っているのかを考えるのは、時間の無駄だと思っている。もちろん、「相手に聞くまでの時間」は大切に育んで、時がきたら「聞く」。これは皆思うことだと思うが、この、「相手に聞くまでの間」が一番楽しいし、一番迷うし。全部ひっくるめてそこが一番大事であることは確かである。

【失敗するのが怖い】
ここでは恋愛のことの失敗としては「振られる」という定義になる。
このミスすることが怖いという、得体の知れない感情に恐怖心を抱いている人がすごく多い。失敗しないと、改善して次に進めないのに。
この「失敗」の部分も因数分解していけば、どんな失敗が予測され、どう対処するべきか?とか分析結果を用意できたら随分と自分のことを分かるきっかけにもなると思う。

これは個人的、私の考えであるが、「失敗しない限り、何が失敗かわからない」のと、「失敗しない限り、学べない」と思っているので、失敗に対してのハードルは低い。笑

【好きな自分に満足している】
好きなことに集中している時って、他のことに手が回らないじゃないですか。
例え、異性から好意を抱かれていたとしても、自分のアンテナが違う方向に向いていたら受信できない。「今」集中していることにアンテナがあっているので、それ以外のアンテナは引っかかってこない。
そんなことを書いていて思うのは…「なんて勿体無い!!!!」笑

これはアンテナが張っていないのは仕方ないとはいえども、相手の好意まで感じ取れないというスパイラルは…由々しき自体と思っています(自分を含め笑)


自分なりの「好き」を因数分解してみたが、さて、これを自身でも毎回しているのか?といえばNOになる。笑
人間、やはり自分のこととはいえ、計り知れなく複雑である。

感情が乗った好きは時に人も自分も盲目になるが、自分なりの方程式を持ち合わせていれば、幾分、楽になるんではないかと思っている。

「好き」に振り回されすぎず、自分を見つめる機会を増やし、行動すれば後悔はないと思っている、アラフォーのながーーーーーい、独り言でした。

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