洒落ている、こと。
伊達政宗が築いた曇り空の青葉城(城址)に向かう車の列と、熱心に写真を撮る外国人観光客を横目に、ほんの少し焦りながら八木山へ車を走らせると、ぽつぽつと雨が降ってきました。
今日は道端文庫の空間デザイン。
カフェのある場所、歩道のない道路。
ここからまちを面白くする。
そんなモチベーションが雨で流されると困るな、なんて思いながら。
慌てて本棚を運んで設置したところで強くなった雨は、今日の予定をちょっと強引に変えさせようとしていました。
雨の日は濡れて緑が深まる光景が楽しみになります。
意外と雨も悪くないな、と思いながら本棚を片付けると、窓から見える深緑が秀逸な絵画のように部屋を彩ります。
今あるものをどう見るか?
今ある資源をどう活用するか?
そこにどんなテーマを感じるか?
おしゃれであること、それは自己表現のためのアートではなく、伝えてニーズを充足するためのデザインであると考えます。
撮りたい写真
描きたい絵
伝えたい話
作りたいモノ
不恰好であってもそれが「洒落ている」ということは、デザインとして伝えるための要素と見せ方、日常に落とし込める便利さがあることだと考えています。
「洒落ている」ことはそこで完結しない、繋がっていきながらポジティブな変化を作り出すこと。
道端文庫も、沖縄舞踊も、介護研修も介護相談もベビー用品レンタルも「洒落た」活動でありたいと思います。
今日はコトラボにとっても素晴らしい出会いがありました。
これからがますます楽しみになります…動きを加速させなければならないちょっとした焦りとともに。
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