コトを生む、こどもたちと、おどる。
汗をかきながら礼拝堂を走り回るこどもたちに目を細め、できる限りの振り付けで時間をともにする高齢者の姿があります。
梅雨が明けた仙台は連日いくつかの太陽の照らされて、こども園の向日葵も日陰を探すような暑さの中でも、こどもたちに会いに来る高齢者がいます。
おそらく「高齢者とこどもたちの交流」といえば
高齢者施設にこどもたちが訪れる
ことがほとんどだと思います。
でもここではそれと逆の姿が生み出されはじめました。
こどもたちのもとへ高齢者がやってきます。
いつも来るおばあちゃん、初めましてのおじいちゃん。
歩かないで何かに乗ってくるおばあちゃん。
手が動く…?動かない…?やっぱり動いた!おじいちゃん。
高齢者がその姿を見せること、何かをしてもしなくても、
こどもたちにとっては新鮮で、時にかっこよくて、時に手伝いたくなって、そうやって「生きる」ことを学びます。
いつの日か、仲良くなったおじいちゃんが来なくなる日が来ることもあるでしょう。
その時、こどもたちが何を感じ、何を思うのかはまだわかりません。
今は一緒に踊る沖縄舞踊の力強さと、破れた絵本を直すそのやさしい指先に、目を向けてくれるだけいいのです。
これから、この八木山で多くの出会いが生まれます。それが人にも、森にも、まちにも、たくさんのストーリーを作り出します。
そんな「コト」を生み出す存在になりたいと、コトラボは思っています。
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