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白鵬に土つく。御嵩海の途中休場が悔やまれる ─ 初場所十一日目
何かとネガティブな話題でお茶の間を賑やかしている相撲界。でも、相変わらず場所を観るのは気分がアガる。
平成最後の初場所も終盤。最近になって相撲を観始めた僕が、相撲を観ない人にも楽しんでもらえるような、この日の一番を紹介したい。
白鵬、休場明けの御嵩海に敗れる
ここまで全勝してきた横綱・白鵬。ここまでは危ない一番も、長年の経験を感じさせる粘りと技術でなんとか連勝を繋いでいた。
対する小結・御嵩海(みたけうみ)は序盤、稀勢の里と鶴竜の両横綱を破り五連勝と勢いに乗っていた。しかしその矢先、六日目に敗れたときに膝を負傷。その影響で七日目は不戦敗。その後、三場所休場し、この日の白鵬戦を迎えた。
結果は御嵩海の圧勝。横綱・白鵬に相撲を取らせなかった。これで御嵩海は今場所、三横綱を破ったことになる。
負傷を感じさせなかった御嵩海だか、土俵を去ったあとはまだ痛みが残る様子が伺えた。三横綱を破り五連勝もしていただけに、休場が悔やまれる。
貴景勝と北勝富士、強烈な押し相撲
先場所優勝の貴景勝と北勝富士(ほくとふじ)の一番。お互い頭から相手にぶち当たる大迫力の相撲は、さながら熊の喧嘩のよう。
若い関取が良い一番を魅せてくれる。
全勝優勝は逃してしまった横綱・白鵬、十二日目の今日、二敗を守る玉鷲との結びの一戦。ここで玉鷲が勝つと優勝が分からなくなる。
今日の結びには要注目だ。
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