異能ただおる
✳︎今日のひとこと
小林よしのり先生のいちばん好きなまんがだった「異能戦士」。今は絶版みたいでkindle化が待たれるのですが、いろいろな戦士がそれぞれの異能を持っていて、それを発揮して戦うみたいな内容だった気がするんだけれど、その中に「異能ただおる」という、ただいるだけの能力の人がいたんですよね。
気づくとそこにいるっていう、ただそれだけ。
でも最近、ただいるだけっていうのが最強だなと思うようになりました。
がんばりもしない、なぐさめもしない、ただいつものようにそこにいる人って最強だなって。
それがもし少しでも「いつも通りにいよう」と意識していたら違ってしまうんです。その人がその人らしくいると、なぜか周りの人も落ち着いてその人らしい状態に戻ってしまうような感じ。
そういう人がいるとうろ覚えの記憶で「ううむ『異能ただおる』だな」と思う、ただそれだけのことなのですが。
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どくだみちゃん と ふしばな
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吉本ばななです。やがて書籍になるときにはカットされる記事も含めています。どくだみちゃんは散文、ふしばなはブログ風です。コメントはオフですが…