花巻いいとこ
✳︎今日のひとこと
花巻には何回か行ったことがあります。
親から受け継いだ文学DNAが炸裂して、宮沢賢治のことしか考えられなかった思い出だけがあります。
そういえば、今は外国に住んでいる友だちの健ちゃんの出身地だった!ということも、新幹線に乗るときハッと思い出したくらいです。懐かしかろうといっぱい写真を送りました。餃子屋さんも蕎麦屋さんも当時からあったということで、すごく懐かしがってくれました。
私にとっても今の年齢で見る花巻は新鮮で、昔行ったときは記念館ももっとボロかった気がするし、なにより私がまだ子どもでした。「岩手と北海道って遠くね?」と思いながら、「オホーツク挽歌」を読んだことを思い出しました。今や現実的に交通網が発達してますます近くなっているのはともかく、当時でも、住んでいる人たちの気持ちの上ではそんなに遠くないということが体感できました。
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どくだみちゃん と ふしばな
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吉本ばななです。やがて書籍になるときにはカットされる記事も含めています。どくだみちゃんは散文、ふしばなはブログ風です。コメントはオフですが…