泡
✳︎今日のひとこと
東京がふるさとなので、お店がどんどんつぶれていくのを見るのはとても悲しいのです。街の息の根が止まっていくのを見てるみたい。
夫が代官山で仕事をしていたとき、いつも行っていたイタリアンも生地屋も服屋もパン屋もきれいさっぱりなくなっていました。新しくできたお店の人たちもお客さんが入らずキリキリしていて、恐ろしい雰囲気でした。この世の果てっていう感じです。
かといって「海のふた」的な解決を夢見るのも、あの頃はまだしも、もはや甘いと思います(書いたおまえが言うな 笑)。
今はよほど親切な大家さんでもいないかぎり、企業がスポンサーでないと都内でお店が存続できるような仕組みにはなかなかなっていないように思います。
そういうことにいちはやく気づいていた藤原ヒロシさんとかNIGOさんとかジョニオさんとかってすごいなと思うんですが、そういうビジネスモデルが彼らの憧れていた世界にはちゃんとあったんだろうなあ。
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どくだみちゃん と ふしばな
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吉本ばななです。やがて書籍になるときにはカットされる記事も含めています。どくだみちゃんは散文、ふしばなはブログ風です。コメントはオフですが…