純文学を遠く離れて
✳︎今日のひとこと
あるときから、「どうも自分は文学者ではないのではないか」
といういや〜な予感がしてきました。これがまたきっと当たってるんだろうよねえ。
小説を書くことはものすごく好きだし、向いているとも思う。
でも、この生き方はなんかちょっと違うのです。
「新潮」や「MONKEY」の表紙を見て今月号のラインナップを見たとき、「この世の中になじめなくてもいい、こんな世界があるなら!」と思うところまでは私もしっくりくるのです。
でも、ホラー映画のラインナップを見たときや、すごいサイキックや整体師さんに会うときほどには「自分ごと」として思わないのです。
少し遠いけど楽しそうな世界だな、すごく萌えるんだろうな。ここが読みどころだな。そこまでしっかりわかるのです。
でも、その村の住人ではない、すごく近いとなり村。そんな気持ちなのです。
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どくだみちゃん と ふしばな
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吉本ばななです。やがて書籍になるときにはカットされる記事も含めています。どくだみちゃんは散文、ふしばなはブログ風です。コメントはオフですが…