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2023新卒板前スクール一期生座談会「1期生のリアルボイス」〜僕達の現在地〜前編

北大路グループでは、板前オープンスクールとして毎年新卒生が入社しております。
今回はその記念すべき一期生である4人にお集まりいただき、座談会という形で「1年やってみてのリアルボイス」と「現在地と未来」の2つのテーマでお話を聞いてみました!
生々しくもフレッシュで、新しい風を感じる一期生のリアルボイスを、最後まで読んでいただければ幸いです!


話し手:
松下 士竜(画像左)/品川茶寮
土井 綾乃(画像中央左)/八重洲茶寮
古舘 康太(画像中央右)/新宿茶寮
伊藤 佑真(画像右)/銀座本店
聞き手:
大東企業企画部 サンチェス下田

-今日はよろしくお願いいたします!
みんな緊張してそうだけど、フランクにお話していただければと。


一同
よろしくお願いします!

-まずは北大路に入社しようと思った、そもそものきっかけ、みたいなものを教えてください!

松下
専門学校で、企業のリストみたいなものがあるんですよ。そこで見て、その中で一番良さそうなところがあると。

-なにが良さそうだった?

松下
やっぱり最初なんで色々教えてくれそうなところがいいな、と。
スマホで北大路って調べてみて、で、ホームページ見て。資料みたいなものももらってたんで。それを見て決めたって感じです。

土井
自分は、最初違うお店に行きたかったんですど。
美濃吉さんに。家の近くにあったので。近いっていう。。ここ行きたいなーって思ってたんですけど。もう応募が終わってて。
で、自分も学校のエフラボっていう(就職サイト的な)やつで、いろいろ探してて。
やっぱり自分の理想として、ちゃんとした料亭で教えてもらえるところ、基礎を教えてもらいたいってと思って探してたときに、ここいいんじゃないかと。

古館
僕は専門学校の求人票に「板前スクール」っていうのが書いてあってそこに惹かれました。

伊藤
母校は長野出身なんですけど、最初地元で就職するよりは東京で就職したいというのを考えていて、最初に求人票を見て、見つけました。
YouTubeとかも上がってるじゃないですか。
それを見て、最初からいろいろ教えていただけたりするのが魅力的だな、と感じました。

-やっぱりさ、専門学校から飲食店に就職しようと思った時有名店とか老舗みたいなところで「活躍したい」と感じているのか「まずは教わりたい!」と思うのかどっちなんだろう?

土井
美濃吉さんとかは、プランがありました。1年目はこれやります。2年目はこれやりますみたいな。結構詳しく出てて。
なんかそれ見て色々学べそう、と思いました。

-て事はみんなスクールというキーワードが魅力的だ!と思ったところは満場一致ということかな?

一同
そうですね!

-入社前の期待感や、自分のキャリアイメージはどんな感じだったの?


真剣な面持ちでいろんな話が飛びててくる!

伊藤
入社前は、和食って結構厳しいイメージで、最初から、いろいろ魚とか触らせてもらえるっていうイメージじゃなかったんです。
でもこれからは、いろいろやらせてもらって、それが勉強になって、それを後輩とかに入ってきたので、後輩たちの力を支えていけるようになっていきたいと。

古舘
この業界は最初に魚とか触らせてもらえない印象があったんですが、入ってみるとみなさんちゃんと教えてくれるんでありがたい。
今後の目標は40歳までの地元の岩手に戻って店をやりたい、と思ってます。

松下
入社前は和食は厳しいイメージがあったんですけど、やっぱりここはホームページとか見るとちゃんと教えてくれるっていうのがあって、入った後もそこは変わらずで、ちゃんと教えてくれて、自分がスキルアップになるなって思って。今後のことはその時はまだ考えていなかったんですけど、まだ目の前のことを集中してします!

土井
自分もやっぱり学校でいろんなお店の動画とかを見せていただいてて、まかないがまずいだ、いろんな仕事やらせてくれないだろうとかの脅しを学校から受けたり。何年前の動画だよ、みたいな。
やっぱりみんなは、今もそうなのかなって。不安が大きくて。でも実際入ってみたら、皆さん優しく教えてくださいますし、いろいろやらせていただいて。今はとりあえず全ポジ、やるまではやめないで頑張ろうかなって現実的に、やっぱり3年は頑張ろう。その後は、自分がどうしたいか、その時に決めようと。

伊藤
僕は父親が、料理人でして。
今は旅館で勤めてるんですすけど、昔はこうだったっていうブラックな世界の話を。

古館
いや、自分は学校でも言ってないですけど、親からは言われてます。

-最初に、そういうイメージをみんな持って(持たされて)入社してるんだね!

配属が決まったときの感想

-板前スクールって、赤坂茶寮で研修してから各店舗に配属されるじゃない?
その時の感想みたいなものがあったら教えて下さい。

古館
赤坂で研修したあと、京橋に行きまして。
その当時の板長に色々と教えていただいて。
その後、配属が京橋だったので「よっしゃ!」って思いましたw

松下
赤坂のあとは新橋に行ったんですが、同期の人がいなかったのと割と上の先輩が多く、ミャンマー人のスタッフの方も多かったんで、最初はコミュニケーションが取れなくて少し悩みました。
でも行動で示して、コミュニケーションが取れるようになってからは、不安はなくなりました!

伊藤

僕の最初の配属は日本橋茶寮でした。
日本橋の板長が怖いという印象でした。。
最初は怖かったんですが、調理のことはもちろんしっかり教えてくれますし、なにより年上の先輩の皆さんに対する言葉遣いとか、礼儀をちゃんと教えていただいて、人としてもすごい成長できたと思ってます!

土井
自分は最初の配属は八重洲茶寮でした。
最初は、やっぱり調理場の広さも研修店舗の赤坂茶寮とは違いますし、営業をしながら練習をさせていただくっていう状態だったので、研修の時と雰囲気も全く違ったので、惑いも正直ありました。
ポジションをにつかせていただいた後も、人によってやり方が結構違ったりするので、そこも戸惑いみたいなものは当初はありました。

-みんな、当然だけど戸惑いや不安はあったけど、自分の努力や周りの先輩やスタッフの皆さんの支えもあって調理場の一員にしっかりとなれているのはすごいことだよね!

去年のスクールランチから1年経ったけど、あの企画から何かきっかけになったことってある?

伊藤
去年のスクールランチの初めて刺し場をさせていただいたんですけど、その時は刺身を引いたことがなくて。
それからいろいろと経験して、今は刺し場をやらせてもらってます。
きっかけとしては、すごくやりがいがあったというか緊張もありましたけどいい経験になった!と思ってます。

古舘
自分の一番印象に残っているのは出汁巻きです。
その時はあんまり上手くいかない時もあったんですが、それでもちゃんとできたものは実際のランチに使ってもらえたりして。
自分の作った出汁巻きが実際お客さんに食べてもらえるのは本当に嬉しかったですし
よかったら今、ランチで使ってもらって、 自信にもなりました。
今は、出汁巻きはちゃんとできるようになったのでそれは一番の自分自身の成長かな、と思ってます。

松下
僕は、段取りです!
効率よく早くやるために、 やるべきことに優先順位をつけて、やるってことを学んで、それが今につながっていると思います。
考えて、動いて、手を速くするっていうのが!

-へぇ!すごいね!
でも段取りと効率と優先順位ってすごく大事だよね!

一同
そう思う!

土井
自分は、八重洲で揚げ場を任されてから、スクールランチで揚げ場を担当しました。
でも、赤坂茶寮のやり方と八重洲茶寮のやり方が全然違くて。

-何が違った?

土井
天ぷらの花の咲かせ方が違う。
結構八重洲とかは細かめに咲かせるんですけど、赤坂は結構大きめに付けるというか。それも、まだ正解は聞いてないんですけど赤坂茶寮ではうちはこういう付け方、いつもこれで出してるよって。
で、やっぱり戸惑いもあって、本当にこれでいいのかなって、自分が教わったこととの違いがあって戸惑ってしまって。

-けどそれは板長に確認してOK!をもらったんだよね??

土井
スクールランチだから、一旦合格ラインを突破したらっていうのがOKだったのか、実はまだ聞けてないんですw

けど興味があったんで自分で聞いたり調べてみると、細かくつけると衣が多くて重いみたいな。天ぷら屋さんとかじゃないから、やっぱり細かくつけすぎても違うのかな、と考えるきっかけになりました!
店舗によって、仕込み方法が違ったりしたのが最初はすごく大変でした。
お店の大きさだったりお客さんの入り方で仕込みが変わる、というのは最近では分かってきたんですが、スクールランチの時は全くわからなくて。

手順や段取りが自分の中で全てが狂ってしまうというか、で真っ白になっちゃたりしてました(笑)

-けど、きっと理論があって行動が決まってると思うんで、今度まかない食べてる時にでも板長に聞いてみたらきっと教えてくれると思うよ!

土井
頑張って聞いてみます(笑)

1年以上経って、下の世代、新1年生が入ってきたと、やっぱり心境や状況とかに変化ってありましたか?

伊藤
新卒の人たちは、入ったばかりで何をやっていいか知らない状態なので、それを時間内にどうやって終わらすか、というのを教えたいと思います。自分が教わってきたことを、どう分かりやすく教えるかということが大事だな、と思ってます。

土井
八重洲茶寮は、自分がずっと一番年下で新卒の方が入ってきていないんですよ。なので、これから入ってくるかもしれないのですごく楽しみにしてます!

-じゃちょっと意地悪な質問を。教えてくれない人っていたりするの??先輩で

一同
いない!

-おおお!!素晴らしい!!!
先輩のみなさんも、チームメンバーとして皆さんの成長を全員でサポートしてるってことだよね!

一同
ハイ!それはすごく感じます!

▼後編へ続く