【スクール2期生インタビュー”僕たちの目的地”vol.5】着実な一歩が未来を創る!│栗栖 渉
北大路板前スクール2期生インタビュー。
板前スクールランチでデビューを飾った2期生の面々にインタビューしました。
vol.5は、赤坂茶寮で揚げ場を担当している栗栖 渉さんにお話を伺いました。料理の経験がほとんどない状態から専門学校に進み、北大路でのスクールランチや日々の経験を通じて成長していく姿が印象的です。調理の楽しさややりがい、そしてこれからの目標について語っていただきました。
自己紹介をお願いします!
栗栖: 赤坂茶寮で働いています、栗栖渉と申します。自分の担当は今、揚げ場です。
どんな学生時代でしたか?
栗栖: 自分は中高とずっとサッカーをやっていました。その後、大学に入ったのですが中退して、料理の専門学校に進みました。
インタビュアー:ちなみに、なんで中退したの??
栗栖:はい。 大学に入るのも,とりあえず大学に入っておこうかなっていう 甘い考えで入っちゃって,大学でやりたいこともずっと見つからなくて。
いざ就活するってなった時に,自分の長所とかが 何も大学で生まれなかったんで,やりたいことなんだろうなって考えた時に 自分はやっぱり料理かっこいいなって思ったので,もう大学辞めて,進路を変えようっていう風に思いました。
インタビュアー:なるほど!でも何でそもそも料理に?
栗栖:それは自分でも分からないですね(笑)
なんとなくですが、料理以外の職人さんとかも、手に食つけてる人めっちゃかっこいいなっていうのもあったので。自分で美味しい料理作れたら、もう良くないですかっていう。自分は「幸せってなんだろう」みたいなところもちょっと考えたときに、美味しいご飯作れたらそれでいいやっていうふうに思ったので。
インタビュアー:じゃあ、料理は結構やってたの?
栗栖:全然何もしてないです。包丁もマジで触ってこなかったです。
インタビュアー:マジか(笑)初めてのパターン!
今年の新卒のみんなは、何かしら家で料理やってたり興味持ってたりしたんだけど、まったくないんだ。。でもさ、両親とかびっくりしたんじゃない??
栗栖:「おいおいどうした?」っていうふうになりました(笑)
インタビュアー:じゃあ、どんな就職活動をして、なぜ北大路に決めたのかを教えて下さい。
栗栖:就活始めたのが10月ぐらいで、ちょっと結構遅めに始めたんですけど、日本料理選んだきっかけは日本人だからっていう簡単な理由で選びました。
学校にな求人票があったので、それ見て、学校の人に「ここ良いよ!」って言われて、見学に一度来させてもらって、調理場の雰囲気とお店の雰囲気も見させてもらって、ここすごくいいなって思ったので、すぐにここにしようと決めました。
インタビュアー:具体的にはどこが良いって思ったの?
栗栖:最初の研修期間、スクールと今行っているスクールランチと、新人がすごく活躍する場というか、育成に力入れてる、という部分ですね。
インタビュアー:ではスクールランチ、やってみてどうだった?
栗栖:実際…自分は今まで赤坂で揚げ場しかまだ任されていないので、煮方、刺し場、焼き場、前菜場、いろんなポジションをやらせてもらって、先輩たちのすごさを知りました。
簡単そうにやってる仕事、刺身を引くことも簡単そうにやってるなと思って、自分も結構できるのかなと思ったんですけど、いざやってみると、できねえじゃんって。こんなに難しいのかと。
インタビュアー:そっか、普段から(スクールランチの店舗である)赤坂にいるけど、全部のポジションやるのは初めてだったんだ!実際やってみて意識とか変わった?
栗栖:はい。普段はパーツの一部分だけを持ち場所としてやってるわけですよね。けど一通りやってみると、全然お客様のことを考えられてないというか、やっぱり自分たちが料理出すので精一杯になってて。最初はそんな感じになってたんです。
けど、後半は全体でみんなで料理を出そうっていう意識、お客様のこと考えながらやるという意識がついてきた感じでした。その意識づけはスクールランチ前よりかはこのスクール期間を通してかなりついたと思います!
インタビュアー:では最後の質問です。この後、目指すべき姿とか、やってみたいこととかなにかありますか?
栗栖:そこまで将来的なことは自分が全然考えてなくて、とりあえず今できることを精一杯やろうっていうふうに思ってます。
あともう少ししたら後輩もできてしまうので、まずはちょっとでも、かっこいい姿を見せられるような先輩になっておきたいなっていうふうに、今、自分は精一杯頑張りたいなと思ってます。
インタビュアー: 一番年上らしい、現実的でコツコツと頑張る栗栖くんでした!ありがとうございました!
インタビューを終えて
栗栖さんのインタビューを通して、料理経験ゼロから専門学校に進み、北大路で成長していく彼の姿勢が伝わりました。手に職をつけることへの憧れや、自分の幸せを追求する中で料理を選んだ彼の決断は、勇気あるものでした。
スクールランチを通じて経験した多様なポジションや、チームで取り組む大切さを学んだことで、さらに意識が変わり成長しています。これから後輩を迎えるにあたり、先輩としての姿を見せたいという目標も明確で、期待が膨らみます。栗栖さんのこれからの活躍が楽しみです!