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【新曲】1年後に解散するロックバンド、まさかの解散【告知】
はいこんにちは。
絶対に時間泥棒の被害に遭っている作詞家、藤橋です。
つい先日お正月を迎えたばかりなのにもう12月なんて、完全に嘘です。
ところで「真っ赤な嘘」の「真っ赤」には、「赤」と「明らか」が同源、という由来があるんだそうです。
だから何ですかね。
恒例の自己紹介はこちら。
さて今回は
1年後に解散するロックバンドの活動を曲ごとに振り返ろうのコーナーです。
いかにも師走らしい記事ですね。
ファンの方々、いつも本当にありがとうございます。
そうでない方も、あまり曲数ありませんので、少しお付き合いくださいませ。
では1曲目。
イチバンガラス。
2022年リリースなんですね。まだ2年。
確かレコーディングに同席できず、Vo.雪田くんには遠隔で指示を出した記憶があります。
一番思い出されるのが冒頭の「身に染みました」をめちゃくちゃ情けなく!
と伝えたことです。
ギターは作曲者の林啓介くん。
ソロを何テイクも録った挙句、最初のやつを使うという「レコーディングあるある」に落ち着きました。後に本人は「恥ずかしい」と供述しています。
彼の愛らしい性格が伝わってくるソロです。曲にぴったり。今でもこれが最高と思っています。ライブでは決してそのまま弾かないのがまた憎いですね。
そしてコーラスに某お笑い芸人を起用し、完成。
後に同じタイトルの舞台が上演され、そちらも色んな方に愛される作品となりました。
YouTubeでは女性に一発撮りでこの曲を歌ってもらう「イチバンROCKジョシ」という企画もスタート。
とにかくしばらくはこれ一本槍でやっていく、という戦略をもとに、大事に大事にしています。
2曲目。
sunny。
当時のメンバー恩田海の過去曲をリメイクしました。新たに作詞しています。
こちらは初めて「楽曲を舞台で使ってもらう」という経験ができたメモリアルな曲です。
ロックバンドにしては珍しく、ギターソロがありません。
ポップでありながらも独特の世界観を見せ、自分としては銀色に感じる曲です。
オリジナルが2曲しかない中でライブを敢行したり、イベントにおいてもなんだか向こう見ずなコラボをたくさんしました。
イチバン黎明期の、味わい深い一曲です。
3曲目。
CANDY HONEY BABY。
こちらはシンガーソングライター奥苑直也くんのカバーです。
タイトルに「~イチバン~」とかいう意味不明なものが付いているのは、
配信の審査の都合上、苦肉の策で・・・ということでした。
この頃からバンドが人づてに知られ始め
YouTubeチャンネルさんが取材に来てくれたり、お笑い芸人さんの番組で曲が使われ始めたり、なんだか良い感じの軌道に乗せることができたかな、という手応えを感じ始めたものです。
とは言えまだまだ弱小の、そのへんのインディーズバンドと変わらないくらいの存在感ではありましたが、
その後の1期生解散ライブを経て模様が変わっていきました。
活動1年でキャパ100名くらいのライブハウスを満杯にできた!という手土産を携え、イチバンは2期生の活動へと入っていくのでした。
4曲目。
君を待つ方へ。
某シンガーへ提供した曲のセルフカバーをロックアレンジで!という幻の一曲。作曲は恩田海。
あまりライブでやることはなくなりましたが、ジャケットのBa.鳴海さんが睨んでくるので、たまにやろうと思います。
変な「~ロック~」が付いているのも配信の審査の都合です。なんだこりゃ。
この曲の歌詞は、ぼくの正真正銘の処女作でした。
何か人と違うことがやりたくて、
うまくいかない人を見ている「希望」からの視点で書いてみたのですが、
これがまぁ難しい。
だいぶ肩に力の入っている作品ですね。恥ずかしいやつです。
今ならこうするかなぁ、みたいな考えも湧いてくるので、そのうちリメイクするかもです。
5曲目。
愛しくて。
イチバンの方向性を決定付けた一曲、と自分では思っています。
メタル感、そしてビジュアル感のある曲調に、ずっこけた歌詞。
これがイチバンだな、と、とてもしっくり来ました。
どこかで聞いたことのあるような「えぇかっこしい」な言葉を並べつつ
やってることは泥臭くてネガティブな後悔。
一人で笑いながら作詞していた記憶があります。
「浜辺に名前書いたり」するくだりは、
Skid Rowの名曲「I Remember You」にある「Loveletters in the sands」という歌詞が好きで、ちょっと捧げてみました。
他にも大好きなアーティストへの(自分ではオシャレと思っている)オマージュが散りばめられていますので、是非探してみてください。
6曲目。
薔薇のない棘。
2期から加入したギタリストkeiyaの作曲です。
舞台イチバンガラス2の劇中歌。
MVには舞台のキャストや関連番組のMC、そしてサメ業界からの出張ヒロイン、と、
イチバンの作品は、その時に関わっている人たちの存在が色濃く反映されますね。
業界初(?)の、MVの前説も入れてみました。
自分としては、人にあてて書いたとても思い入れのある曲です。
歌詞は特定の人物だけに届けるように書く、というのが作詞の王道なのですが、
わりと教科書通りにできた気がしています。
一番の聴きどころは、ラスサビ前の「届けぇ!!」でしょうか。
個人的には「星も見えないこんな夜には願い事すら忘れてくようだ」が
切なすぎて好きです。主人公にとっての星って何だったのでしょうかね。
そして7曲目。
本日リリースのきせきの雨。
お待たせしました。
この曲については、こんな想いを込めて書きました。
お時間あれば、こちらもお読みいただけると嬉しいです。
他の曲は各所でイタズラ心を発揮しているのですが、
これに関しては単純に真剣勝負で挑みました。
よくこんなクサいこと平気で言えるな、と我ながらびびってます。
とりあえず、そっと寝かせておきます。
長くなりましたが、イチバンの今までの全曲を振り返ってみました。
そして内緒ですが、次の曲がもうできています。
解散まで付き合ってくれた皆様へ向けた感謝の曲です。
次のライブ前くらいにリリースできたら良いな。
最後にこちら。
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今回もしっかりやります、解散ライブ。
グッズまで作っちゃったりしています。
詳しくは追って告知させていただきますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではでは。