【人見知り】コミュ力の正体【確証バイアス】
はいこんにちは。
先日のライブの自分の映像や写真を色んなところで見かけちょっと嬉しい作詞家の藤橋です。
自分にもまだ人並に承認欲求があったのだなぁ、と感じるとともに、
何者かになりたくてもがいていた若き日々を懐かしく思っていたりします。
恒例の自己紹介はこちら。
さて今回は、コミュ力の正体について書いてみます。
コミュ力=コミュニケーション能力。
コミュニケーションとは「対人間での情報共有や意思の疎通」のことであり、コミュニケーション能力は、それらをスムーズに行うことができる力のことです。
また、一般的にぼくらが「コミュ力」と呼ぶものは、
初対面の人と仲良くなったり、厳しい局面を口先で打開したりするようなことを指す場合が多いです。
そしてその能力の多寡を
「コミュ力が高い」とか「コミュ障」とか言って評する場面をよく見かけます。
確かにこの能力は高いに越したことはありませんが、ではどのように伸ばせば良いのでしょうか。
ここでは、「自分はコミュ力が低い」と感じながらも、どうにかこうにか力を養って次のステップに行きたいと考えている人に向けて、自分なりの角度で記事を書くことにします。
自分の経験から、以下のことを意識するだけでコミュニケーションスキルの改善に繋がりますので
もしあなたが悩んでいたら、一度試してみてください。
①人見知りとコミュ力は相関性がない
本当かよ、と思われるでしょうが、これは本当です。
他人がぼくを評する際、多くの人から「コミュ力の高さ」に特徴があると言われると思います。実際よく言われます。
(一応、自分では全くそう思っていないとお伝えしておきますが。)
ぼくは人見知りです。
そもそもあまり他人に関心がないので、「何を話したら良いんだろう」から始まるタイプの人見知りです。
ところが、職務上「他人に関心を持つ」ことをし始めてみたあたりから
人見知りとバレることが全くなくなりました。
それどころか上述のように「コミュ力が高い」とまで言われるように。
他人に関心がなくても、他人に関心を持ってみることはできます。
関心の持ち方にもコツがあって、ぼくは縦軸と横軸で考えるようにしています。
縦軸は過去・現在・未来。
横軸は家族・友人・仕事など。
この掛け合わせで、無限に質問が浮かんできます。
あとはそれに沿って相手に質問を投げ、相互理解の上で信頼関係を築くだけです。
質問の投げ方にも順序やコツがあるのですが、それはまた別の機会に触れることにします。
とにかく、例えば
「過去×家族」の質問は「どんな家庭に生まれ育ったか」「両親の職業」など。
「現在×友人」の質問は、よく遊ぶ地域とか好きなお酒は何だとか。
「未来×仕事」なら、最終的にどうなりたいか。などなど。
本当に無限にあります。
そして相手のパーソナリティーの外堀を埋めつつ、内面を想像します。
自分の経験則に沿って、「そういう人あるある」をサクッと投げてみます。
相手に「自分を理解しようとしてくれている」と思わせるには、まずはこれで充分です。
これが、人見知りが「他人に関心を持つ」ことをしてみることによって得られる力です。
②メラビアンの法則
どこかでも書きましたが、バーバル(言語)コミュニケーションは
コミュニケーション全体のうちほんの7%程度の影響力しかありません。
93%がノンバーバル(非言語)コミュニケーションです。
なんか堂々としている、横柄、表情が豊か、落ち着きがない、清潔感の有無、など。
対面でのコミュニケーションにおいて、人はまずはこのあたりの情報を収集します。
つまり、他人に与える第一印象は見た目で操作できる、ということです。
もっと言うと、人は他人の第一印象を最初の3~5秒で決定し、
しかもそれは確証バイアスという心理によって半年程度続くそうです。
これ、利用しない手はないですよね。
あなたが自分の第一印象を「(悪い意味で)こんな感じ」と理解しているのなら、
是非それの真逆の行動を最初の3~5秒で取ってみてください。
ぶっきらぼうに見えてめちゃくちゃ明るく挨拶してくれた、くらいのことでも人は引き込まれます。
相手に話しやすい環境を与えるという意味で、かなり有効な手段です。
これがコミュ力に繋がります。
③営業テクニックには頼らない
営業マンを経験したことのある人は、「ミラーリング」や「オウム返し話法」など
相手に心を開かせる技術をたくさん学んでこられたことでしょう。
それ、全部捨てちゃいましょう。
なぜならこれらのテクニックはあまりに一般的すぎるからです。
一般的すぎるが故に、
すぐ「こいつ今テクニックに頼ったな」と見破られるからです。
その瞬間、得られるはずの信頼が何歩か遠のいていきます。
そりゃそうですよね。
自分を篭絡しようとしているのが見え見えな相手に、人はやすやすと心を開きません。
そんな事より、
相手に同調できることは多いに同調し、理解できないものは全くもって理解できない、という意思を明確に表示することのほうがよほど大切です。
ただ、理解できない時でも、相手への敬意を欠かないこと。これを一番大切にしてください。
「あなたがそう言いたい人であることは解る。あなたが人生の中で見つけた答えがそれであるということは全く否定しない。しかし、残念ながら自分の感覚とは違うようだ。あんた好きだけどそのやり方は嫌いだぜ。」
みたいな感じですかね。
行動は否定して良いです。
人格は絶対に否定しちゃダメです。全てを受け入れましょう。
それによって安心感や信頼が生まれます。コミュ力向上の大きな力になるはずです。
まとめると
コミュ力は相手への関心を持つところから。
自分の第一印象を利用する。
相手に敬意を払う。
みたいなことで、コミュニケーションはスムーズに進みます。
できている人はできている事ですが、
もしあなたにとっての新しい発見になったのなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではでは。