育児休暇について
この前、驚いた事があります。
それは、厚生労働省が公表した『令和2年度雇用均等基本調査』
(令和3年7月30日公表)です。
そこには、育児休業取得者の割合が記されており、
・女性:81.6%(令和元年度 83.0%)
・男性:12.65%(令和元年度 7.48%)
となっておりました。男よ、全然取得していないじゃないか!
という、私も育児休暇とやらを取ったことはないのだが。(汗)
それでも、驚きました。
それでいいのか日本人。
これが普通なのか日本人。
変わらないのか日本人。
どうしたいかだよ、日本人。
世間体や、職場の同僚、上司、の顔色を伺う前に、妻の顔色を伺いなさい。
何の為に仕事をしているかは、人によって、違うとは思いますが、家族の為、自分の為というのが、大半なのではないでしょうか。
そう考え、行動できないのは少し残念です。(自分にも言い聞かせています。)
現実、まだ優先順位が仕事なのでしょう。
育児休暇を取得しようとする人だけが損をする。
まだまだ、育児休暇を取得できない環境の会社ばかりではないでしょうか。
こう言うと、環境のせいにしないで、申請すれば良いじゃん。と言う人がいます。
だけど、そう簡単な事ではありません。騒ぎを立てたりすると会社の自分の居場所がなくなってしまいます。行きにくい職場は生きにくい職場です。
これからの皆の為に自分が先陣をきって、申請をする方法がありますが、これに関しては先程述べたリスクがあります。
私は全然居場所とか気にしないと言う人であれば、この方法で良いでしょう。
結局申請すれば何かしらの損をしてしまいます。
申請する本人が変わるのではなく、周りの常識が変わるという事が必要。
まず、会社の同僚、そして上司の考え方を変えていく必要があります。
育児休暇=ずる休みというイメージがある人もいると思います。
私の経験だけですが、全然そんな事ないです。
逆に、育児=仕事です。
これだけは経験しなければ分からないと思います。
私が育児休暇を取り、育児をしていたらと考えると、想像できません。
妻の様にこなせてはいなかったと思います。
結果から言うと、妻に感謝です。シンプルに尊敬しかありません。
子育ては、想像するより、過酷で、私もそれなりに関わる事ができましたが、多くは妻に任せてしまいました。休みがなく、ずっと仕事をしている感覚です。
育児休暇を取るのが当たり前の世の中にならないといけません。
妊産婦死亡の中で、自殺が一番だそうです。
様々な病気がある中で、自殺が一番と言うのは、それだけ、一人では辛いと言う事です。夫がいれば育児休暇を取り協力し合う事が出来ます。
しかし、世の中では、様々な事情があり、一人になってしまう人もいると思います。そんな人はまず、誰かに相談をしないといけません。
子供は一人で愛情を注ぎ、抱え込んでも良いですが、その悩みや、感情は一人で抱え込まず、誰かに相談するべきだと思います。
支えてくれる、夫がいるのであれば、育児休暇を使わなければ勿体無い。
せっかく、この制度があるのだから、取る人を怠け者扱いせず、妬まず、逆に
応援してあげるべきです。それくらい仕事より仕事なのだから。
この制度が無かったらと考えると、それが当たり前になり、無賃労働となります。自分の子供なので、無賃で当たり前ですが、この制度が現在あるので、使うに勝るものはないでしょう。活用しましょう。
環境と、自分と、自分の大事な人を整えて、上手く活用し、男が取得率9割代になる日が近づきますように。