いい加減にした方がいい話。
8月12日。
片思いの彼はお盆休みは実家に帰ってて、彼の地元の男友達、計3人でBBQ計画していたらしい。なんとそこに私も呼んでもらった。
地元メンバーの中に入って大丈夫なのか…って不安もあったけど、そんなメンバーの中に呼んでもらえた嬉しさがあった。本当に行って良いんかなって直前まで思ってたけど誘ったのは向こうだし気にしないことにした。
3人とも1つ歳上で、幼馴染。昔話にもなるし地元の話になるし当たり前だけど私には全く分からない話。相槌打つくらいしかできないけど、3人とも私に話振ってくれようともしてくれて、終始楽しかった。
彼は最近新しくバイクを買って、その話になった。ツーリングに行って最高だったらしい。台風と雨は最悪だったみたいだけど。そんな話をしている最中に、友達の1人はトイレ、もう1人は飲み物を取りに席をたって、2人だけになる時間があった。
そのときに「バイク乗ってみる?」と。「乗りたい!!」と食い気味で即答した。
「ほんまに?じゃあどっか行く?」「うん!行きたい!乗りたい!」「どっかあるかなー。お盆の間に行けるかなー」「景色いいとこがいいなー。てか雨じゃない?連休中…」「雨は最悪やな」「うん、晴れがいい」
そんな会話をしてると友達が戻ってきた。彼は友達に話しかける。
「なあ、レイちゃんバイク乗っけて、日帰りで行けるどっかいい場所ないかなぁー」
最初に「バイク乗る?」って聞かれたときはその場のノリかなんかかと思った。会話の流れ的な。でも友達に話をふるっていうのは、本気で考えてくれるんかな…?
彼には有限不実行がよくある。大半は、酒飲んで話したことを覚えてないからなんだけど。
私はこういった些細な会話で、幾度となく期待して、幾度となく落ち込んだ。
もう彼が言ったことには期待しない、はいはいって流さなきゃ、だって酔っ払いだから、と思っているものの、うっすら期待をしてしまう。
アホみたいに今回も。
8月15日。
警報が出るくらい避難指示が出るくらいアホみたいに降ってた雨がやんでた。なんなら晴れ間もあった。ねぇ、今日雨降ってないよ。晴れてるよ。明日からまた雨マークだから、今日しかないよ。
(やっぱあの時だけのただの会話だったんだな。)
(でも場所まで考えてヘルメットもあるって言ってて最高に気持ちいいよって教えてくれてて。)
(また、だったな。)
アホなんだなー、私は。この期に及んで。
バイク乗りたいな。ってつぶやくけど伝えられはしない。本人に言ったらいいのにね。冗談ぽくでしか言えないだろうな。
明日は雨だなぁ。
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