【中日ドラゴンズ】2024ドラフトを振り返る【井上一樹】
ドラフト会議で6名の選手を指名。育成ドラフトでは2名を指名。
100点です。いや500点です。いや100000点です。
アマチュア野球を詳しく見てるわけではないので、大きなことは言えないけど、それでもこれだけは言える。
金丸のくじを当てただけでも大満足なのに、その上できちんと投手重視の指名を敢行。上位候補と紙面を躍らせた篠木、石伊、中村をうまくブラフに使いながら補強ポイントをズドンズドン。
(スカウト部の意見を聞き入れ、チームの弱点を考慮して金丸に入札をしただけでも去年のドラフトより点数高いよ)
1巡目金丸夢斗
近年のドラフト候補の中でも圧倒的と評される彼の凄さは周知の通り。
防御率、奪三振率、四球率、どれも凄まじいのはもちろんのこと、一番の魅力は立ち上がりの1球目からアウトコースビタビタに決められることではないでしょうか。
井端監督が日本代表に選び、吉見一起コーチから指導を受けたというドラゴンズ要素。
背番号は11(小笠原ポスティング)か12(田島引退)が有力でしょうが、私は67を推していきます。まっさらなマウンドで躍動する67を見せてくれよな!
2巡目吉田聖弥
社会人4年目のため金丸と同級生。
くじに外れた球団が外れ1位で高卒投手を獲るか大社投手を獲るかの絡み
柴田や村上といったスケール型の高卒投手を欲しがっていたソフトバンクや日本ハムがくじを外したので、大社投手が残ってくれてドラゴンズとしては助かった。
3巡目森駿太
横浜DeNAのショートは森敬斗、桐蔭学園、右投左打のショート。
こちらは森駿太、桐光学園、右投左打のショート。
横浜DeNAの森と被るところが多いけど、あちらはスピード型、こちらは打撃型。
サード/ファーストとして二軍でたくさん打席を与えてあげたい。
本日のフェニックスでは津田がやってるように、2024年はほとんどビシエドで埋めた二軍のファーストを誰やるの問題の一つの選択肢になりそう。
4巡目石伊雄太
いろいろと出汁に使われた選手。
大城、山本、坂倉、中村、甲斐、田宮…木下宇佐見加藤…どの球団もレギュラー格の捕手は中位~下位指名がほとんど。
大事なポジションなのはわかってるけど、フルで出るのではなく2~3人で回して1シーズンを戦っていくのが主流になってる中で、貴重な上位枠それも14番目を割くのはコスパが悪すぎる。
2巡目なら大ブーイングだったけど、4巡目なら上出来。
問題はFA権を持つ木下の扱いをどうするか、という所。
「評価されたけりゃFA権取ってから言え」を方針として掲げ、現に藤井直倫松葉加藤翔あたりにも複数年契約を結んだ以上、木下にもそのような待遇をしなきゃいけないのに、それに見合う成績ではない。
2020年オフにも2時間半の交渉の上保留、昨季は複数年を提示されるも自身のFAイヤーに向けて単年を選ぶも精彩を欠く。
そんな中で「FA権取ったから年俸上げますよ」はプライドの高い背広組は逆立ちしても言えないだろう。
少し脱線したけど、石伊は社会人ということで石橋と同級生。
石橋の尻を叩く意味で獲ったのか、それともスローイングの悪さに見切りをつけたのか。
5巡目と6巡目は高卒投手。
二軍で指揮を執っていた井上監督が二軍の投手不足を訴えてそれが反映されての指名ならとても明るい。(なんでこの数年は出来てなかったんやろなぁ)
高橋は4月に行われたU18強化合宿で一気に評価を上げた投手。有馬は3年春に初めての背番号「18」をもらい、夏は「1」でチームを初の甲子園へ導いた投手。
どちらも最高学年になってからの”伸び率”を評価した形でしょうか。
以上6名でドラフトの指名終了。2022年だけ指名7名だったけど、今年のドラフトはいつも通りの6名で終了。
2022年と言えば、あの「全権」が絡んだ最初のドラフト。存在が存在だったとはいえ、意見を全通しさせてたのはプロとしてどうなの?と思う面はあるけど、何の横やりもなく、スカウト陣の主導でやれば素晴らしいドラフトができるではないか!見直した!