「ジャパンSDGsアクションフォーラム 」3月29日開催──SDGs達成に向けて今何が足りないか、国際潮流から日本がとるべき行動を議論
国連機関、政府、自治体、企業、市民などが集い、SDGs達成に向けて世界から求められる日本の行動を議論する「ジャパンSDGsアクションフォーラム」が、3月29日(火)、オンラインで開催される。 主催はジャパンSDGsアクション推進協議会(会長:蟹江憲史 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)。
世界が求める日本発のSDGs
「世界が求める SDGsと日本発の SDGs ~変革に向けた SDGsアクション」 をテーマに掲げるこのフォーラムでは、 SDGs達成に向けて今何が足りないのか、世界の危機意識を共有し、 SDGs を活用した地域の社会課題解決につながる具体的なアクションをマルチステークホルダーで考える。
GSDRの中間報告から若手社会起業家の取り組み、自治体のセッションまで
セッションはグローバルとローカルの視点に基づいて構成されている。
国連経済社会局(UN DESA)と共催する 「GSDR セッション」 では、2023年に発行される持続可能な開発に関するグローバル・レポート 2023 (Global Sustainable Development Report: GSDR) の中間報告を踏まえ、「世界を変革してSDGsを達成するために、何がインパクトをもたらすか」という視点で、GSDRに携わる科学者とともに議論する。また、日本企業の具体的な取り組みも共有される。
国連開発計画(UNDP)とシティ・ファウンデーションとの共催である「Youth Co:Lab 国連開発計画( UNDP ・ Citi Foundation )セッション 」では、「変革を起こす若手社会起業家〜声を届けて『誰一人取り残さない』社会の実現へ〜」をテーマに、SDGs達成に取り組む国内・海外の若手社会起業家が登壇、それぞれの事業が紹介される予定だ。
さらにローカルセッションでは、全国地方紙46および共同通信社による地域再生大賞における事例や、広域自治体による多様な連携の例も共有され、SDGsの地域化に向けた仕組み作りについて語り合う。
視聴は無料、誰でも参加できる
「ジャパンSDGsアクションフォーラム」の視聴は無料。企業や自治体のサステナビリティ担当者はもちろんのこと、個人、学生でも気軽に参加できるので、国際潮流と国内の取り組み事例、課題をまとめて知る良いチャンスになるだろう。最新のプログラムは、特設サイトで確認できる。ぜひチェックしてほしい。
「D for Good!」では、フォーラムのレポートを予定している。また、ジャパンSDGsアクション推進協議会が編者に参画している『SDGs白書2022』(現在企画中)でも、フォーラムからのメッセージをお伝えする予定だ。
構成・文:錦戸陽子
インプレス・サステナブルラボ 主席研究員。『SDGs白書』と『インターネット白書』の編集担当。熊本県天草郡と横浜市の二拠点生活中。
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インプレスホールディングスの研究組織であるインプレス・サステナブルラボでは「D for Good!」や「インターネット白書ARCHIVES」の共同運営のほか、年鑑書籍『SDGs白書』と『インターネット白書』の企画編集を行っています。どちらも紙書籍と電子書籍にて好評発売中です。