![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167685680/rectangle_large_type_2_1703b3a836ce460d7301065500656a4a.jpeg?width=1200)
お買い物×環境貢献――au PAY「グリーンライフ・ポイント」、ポイント2倍の環境配慮店舗を56店舗に拡大
2025年1月1日から、KDDIとauペイメントは環境配慮店舗でポイント還元が2倍になる「グリーンライフ・ポイント」の対象加盟店を22店舗追加し、全国56店舗での展開をスタートする。スマートフォン決済「au PAY」の利用で誰でも参加可能な、環境にやさしい買い物でポイント還元が得になるサービスを紹介する。
au PAY、環境配慮店舗でポイント2倍「グリーンライフ・ポイント」
「グリーンライフ・ポイント」は環境省の気候変動対策事業の一つで、脱炭素型のライフスタイルへの転換を進めるため、環境に配慮した製品やサービスを選んだ人にポイントを発行する仕組みである。この事業に、KDDIは2023年1月からau PAYを活用して参画している。
KDDIが実施しているグリーンライフ・ポイントは、環境配慮に取り組む対象店舗でau PAYを利用して買い物をすると、Pontaポイントを通常の最大2倍(200円(税込み)につき2ポイント)還元するというもの。2024年12月25日時点で延べ約680万人が参加している。従来の34店舗に加え、2025年1月からは新たに22の加盟店が加わり、対象店舗は全国で56店舗となる。
au PAYの利用者であれば、毎月エントリーをすることで参加が可能となる。
【au PAY「グリーンライフ・ポイント」概要 】
1回の支払いごとに、ベースポイントの最大2倍のPontaポイント(200円(税込み)につき2ポイント)を還元 ※還元額の上限:500ポイント/月
適用条件
①対象加盟店にてau PAYを利用して200円以上の買い物をすること
②利用月に、au PAY グリーンライフ・ポイント専用ページからエントリーを行うこと
※①②の順番は不問
対象加盟店の追加日 2025年1月1日(水)
新たに追加する対象加盟店 一休、コープおきなわ、コープかごしま、駿河屋、武雄温泉物産館、道の駅 阿蘇、道の駅 鹿島など22店舗
スーパーからレジャー施設まで多彩な対象店舗
対象となる56店舗は、スーパーマーケットやデパート、道の駅といった買い物施設から、映画館や宿泊施設などのレジャー施設まで、幅広い業種が参加している。
また、各店舗がどのような環境配慮の取り組み内容を行っているのかは、au PAYグリーンライフ・ポイントのエントリーページで確認できる。例えば、駿河屋ではリユース品の買い取り・販売を通じて、不用品を廃棄せずに必要としている人へつなぐことで、廃棄物の削減と資源の保全を実現している。TOHOシネマズは、劇場で販売するポップコーンカップやドリンクカップに、森林環境や地域社会に配慮して作られたFSC認証製品を使用するほか、国連の世界食糧計画(WFP)のレッドカップキャンペーンに参加し、ポップコーンの売り上げの一部を学校給食支援に寄付している。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはパークの資源循環を実践しており、生ごみ処理機を導入し、調理時に発生する食品残渣を肥料化して植栽やレストランで提供する食材の栽培に活用している。
![](https://assets.st-note.com/img/1735306662-lwjh9si8Jaxb4geLYZ2C0MOX.png?width=1200)
こうした加盟店の具体的な活動からは、個人の日々の買い物が環境保全にどうつながっているのかが見えてくる。リユースで資源を大切に使う、環境に配慮した素材を選ぶ、食品廃棄を減らすなど、店舗それぞれの工夫を通じて、消費者として環境貢献できる機会が広がっているという気づきにもなるだろう。
年始は、デパートでの初売り、新生活用品の購入、帰省時の道の駅での買い物など、消費行動が増えるシーズンだ。ポイントを上手に活用しながら、環境にもやさしい買い物を楽しんでいただければ、と思う。
文:遠竹智寿子
フリーランスライター/インプレス・サステナブルラボ 研究員
画像:iStock.com/wongmbatuloyo
編集:タテグミ
+++
インプレスホールディングスの研究組織であるインプレス・サステナブルラボでは「D for Good!」や「インターネット白書ARCHIVES」の共同運営のほか、年鑑書籍『SDGs白書』と『インターネット白書』の企画編集を行っています。どちらも紙書籍と電子書籍にて好評発売中です。