【介護職→データサイエンティスト】キャリアチェンジ入社の方にインタビュー(I.Nさん)
データを重視する企業が増えてきた昨今、なりたい職業として需要が高まっているデータサイエンティスト。未経験からキャリアチェンジでこの職業を目指す方もどんどん増えています。
株式会社D4cプレミアムにも、キャリアチェンジで入社し現在立派なデータサイエンティストとして活躍しているメンバーがいます。そんなメンバーへ、データサイエンティストを目指すことになった背景、目指してよかったことや苦労した点などをインタビューしていきます!データサイエンティストへ一歩踏み出すことに悩んでいる方々の参考となれば幸いです!
今回お話を聞くのは入社2年目のI.Nさん。
学部では教育学、修士課程では心理学を専攻し、卒業後は3年半の介護職としての経験をお持ちでいらっしゃいます。現在は中途1年目で、金融事業部で活躍されています。
※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に分社化し、現在Rさんは株式会社D4cプレミアムに所属しております。以下の転職・入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。
前職について
ー大学院卒業後、どのようなお仕事をされていたのですか?
卒業後、3年半ほど介護の仕事をしていました。一般的な介護職の業務だと思うのですが、大きく分けて「施設運営に関わる業務」と「高齢者のお世話」の2つを行っていました。
転職に至るまで
ー介護職から、なぜデータサイエンティストに転職したいと思われたのでしょうか?
介護業界の効率化をするため、データサイエンスを用いることができるのではないかと考え、まずデータサイエンティスト職に興味を持ちました。
介護の業界では、高齢者という「人間」を相手にするという特性上、ベテランの経験と勘が非常に大切で、特に緊急搬送などの危機対応時は教科書的な判断よりも重視されることが多いです。その一方で命に係わる判断や対応力が属人化してしまっている事実もあり、そういったことについて問題意識がありました。
この人間の感覚を指標化と可視化に置き換えることで、個人の判断になるべく頼ることなくより安全なサービスを提供でき、業務面でも効率化をはかることができるだろうと思いました。3年半働いているうちにそれを実現できるような人材になりたいと考えるようになり、データサイエンティストに転職しようと決意しました。 これらができるようになると日本の社会問題の1つである超高齢化問題解決にも、大きく貢献できるのではないかと考えていました。
ー未経験の転職はかなり勇気がいる事だと思うのですが、その中でもI.N.さんを後押ししたものはありますか?
はい。私の場合は、介護業界を含めた様々な業界に対して大きなインパクトを与えられるような人材になりたいと当時強く考えるようになっていたため、このモチベーションが私の転職を後押ししました。ただ未経験からの転職は非常にハードルが高かったです。
ー未経験のデータサイエンティスト職に応募するにあたって、ご自身で勉強などしましたか?
自分としては相当勉強したと思います。当時は前処理・データ加工を特に注力して学習しました。学生時代の研究では、使用するデータは綺麗な状態のものばかりでしたが、実際のデータはそのようなものばかりではないと聞いたことがありました。そのため前処理・データ加工をまず理解しなければいけないと思い、勉強していました 。
独学では限度があると思ったので、介護の仕事をしながら土曜日になんとか休みを取り、D4cアカデミーのExpert講座を受講していました。初めてプログラミングをする人にとっては重たい演習が多く大変だと思いましたが、非常に実践的な講座だと感じました。今考えると、疑似的な案件のキャッチアップ体験ができたと思います。
ー転職活動で企業を見る際にご自身で大切にされていたことはありますか
まずこのデータサイエンティスト一本に絞って求人を探していました。ただその中でも、出来る限り幅広い業界を顧客ターゲットとする企業を探していました。
当時ITスキルをしっかり身に付けたいと考えていたので、初めはデータサイエンティスト職とエンジニア職の2つの職種の候補がありました。私は介護の業界に貢献したいという想いがありましたので、その観点から考えてみると、パソコンすらほとんど触ったことない方たちにエンジニア職としてITのメリットを直接届けるのは難しい印象を持っていました。
一方でデータサイエンティストであれば、データ分析の解釈を一緒に届けてあげることでよりデータサイエンスの社会実装に近づけられそうだと感じ、そちら側で強く関わりたいと思ったため、データサイエンティスト一本に絞って転職活動をしていました。
ーそれではやはり、現在も介護業界のデータ分析に興味をお持ちなのでしょうか?
はい。過去のバックボーンから、介護や教育分野に非常に興味を持っています。ただ他の業界の方がデータサイエンスの導入が進んでいるという現状もあるので、まずは介護や教育以外の分野でしっかり学んでいきたいと思っています!
キャリアチェンジした感想
ー続いて、キャリアチェンジして良かったなと思えることは何かありますでしょうか ?
はい。キャリアチェンジして良かったなと思う最も大きなことは、やはり仕事してる時間が非常に楽しいというところですね。もちろん前の仕事がつまらなかったとは思っていませんが、何時間でもやっていたいと思える仕事のため、とてもやりがいを感じています。
ーそれはものすごくいいことですね!反対に大変だなと思うところは何かございますか?
はい。考えるほど自分が考えているロジックやコードに自信がなくなってくる瞬間ですね。正しいことを確認したいのに、すべてを間違えてしまっているような感覚になってしまうことがあります。このように不安に感じた場合は、部分的にテストコードを書き、テストすることでコードが正しいかどうか検証するようにしています。
綿密なチェックが必要な業務が多いため、日々工夫や対策を重ねて確認を行っています。
同じ境遇で悩んでいる方へアドバイス
ー同じようにデータサイエンティストに興味があるけれど未経験で踏みとどまってる方に何かアドバイスをお願いします!
非常に難しいですけど、迷ってるのであればどんどんチャレンジされるのがいいと思います。チャレンジして損をするような仕事ではないです。
DPmには、誰かが仕事で困っていることがあると積極的に教えてくれるようなデータサイエンティストの方々がいらっしゃるので、未経験でも自分の頑張り次第でどんどん成長していけると思っています!
転職活動でのアドバイスをするとしたら、入社後の伸びしろを見せられるよう、ある程度自分で学習する必要があると思います。
ー最後に、こういう人がデータサイエンティストに向いているという点があれば教えてください。
私も知りたいですね(笑)いろいろな分野や技術に対して好奇心が強く、プロジェクトを遂行できるまで技術を理解・習得することが出来る方が向いていると私は思います。
あとはやっぱりITエンジニアリング・データサイエンス・ドメインの3つが大事だと思います。3つ全部を全力投球でやるのは大変かと思いますので、各々に合わせたバランスの偏りはあってもいいと思っています。そしてこれら3つをキャッチアップするためには、やっぱり楽しまないとできないのではないかなと思っています。
ーありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?今回はデータサイエンティストとなるまでに、様々な分野を経験されてきたI.N.さんにインタビューをさせていただきました。
データ分析の仕事の醍醐味、楽しいこと・大変なことについてお話いただきましたが、とても前向きでこのお仕事への情熱がヒシヒシと伝わってきました!これからもご活躍を楽しみにしております!
(インタビュアー・書き手:三田村)
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