メンバーインタビューvol.10 【卒業編】D2Cでの経験が強く背中を押してくれました
こんにちは!
D2C宮崎・沖縄・新潟オフィスです。
今回は「メンバーインタビュー」ですが、私たちにとっては斬新な試みで....
題して『卒業(退職)を控えたメンバーに対し、在職中にインタビューをしてみました!』です。
D2C宮崎オフィスに所属する大嶺さんにインタビューをしたのは2024年2月下旬。
既に1か月後の3月末で退職は決まっているものの、この記事を公開した現時点ではまだD2C宮崎オフィスに在職しているという「在職しながらも、半分は卒業生(退職者)インタビュー」的な仕上がりに。
しかも大嶺さんは、このnoteインタビューは2回目の登場。
4年前にもインタビューをしており、今回のその記事の「最終アンサー(その後)」的な内容にもなっています。
その点もぜひ味わっていただければと思います。
オペレーション推進部 大嶺さん(宮崎オフィス所属 ※2024年3月時点)
ー ーまずは5年間のD2C宮崎オフィス勤務、おつかれさまでした。
大嶺さんが所属した2019年から比べると5年の間で、2倍以上の規模になりました。かなり変化がありましたよね。
大嶺さん(以下敬称略) 入社時から比べると、ずいぶんと組織も質と量の両方で成長したように思えます。私が入社した時点でもある程度形ができた組織だと感じていましたが、常に変化の連続で、最初の頃の組織の形や業務フローはもう思い出せないくらい変わりましたね。
あとは入社時にはなかった「RPA導入」など、自動化の推進がここ数年で進んだ点も大きいです。「実際にこんなに変化するのか」「自分たちの手で改善ができるんだな」というのを現在進行形で目の当たりにした点も貴重な経験でした。
ーー 4年前のインタビューでも「異業種からの転職でしたので、仕事のスピードとサイクルの速さに驚いた」とありましたが。
大嶺 改めてり振り返ると、毎日時間が過ぎていくのが早かったですね。
日々がスポーツのようで、絶えず何かが起きるので(笑)。
正直しんどいこともたくさんありましたけど、達成感があったので飽きるということはなかったですね。入社から今日までずっと刺激的な体験でした。
ーーちなみにこの5年間でD2Cで得たもの/経験ってどんなことでしたか。
大嶺 当たり前のようですが「自分で考えて行動する」ことですね。
前職は営業職でした。そこでのミッションはトップダウンで、会社や上司から提示されたものをしっかりと遂行するといったスタイルです。
一方で基本的にD2Cでは「課題解決」がミッションになっていて、そのためには自らその課題周辺に対する構造的把握と理解が必要で。そこから順序だてて解決策を練っていく。課題への取り組み方が型(かた)として身につき、実践し続けました。
そこにセミナーや研修等で得た知識やフレームワークをOJTで当てはめて、試して、取捨選択を繰り返すことでより行動や成果が洗練されていったと感じています。
ーーつまり「PDCAサイクルを数多く回し、その回転数の分だけ経験値を得た」ということですね。
大嶺 はい、そういうことです。もちろん前職でもある程度はやってきたのですが、ここまでの「スピード感」と「幅」は出せませんでした。入社当初は試行錯誤の連続でしたが、徐々に慣れてくると、自らの業務の質・量が向上していくのを実感できました。
ーーどのように慣れていったのですか。
大嶺 所属部門の上司がとてもできる人でしたので、まずはその真似をして取り入れてやってみました。上長からは “一定のポイント” が示された上でミッションがアサインされますが、細かい指示は(敢えて)されません。
それでも困ったときは方向性は的確に示してくれるので、相談をすれば少しでも前に進む話し方をしてくれたのが良かったです。そうこうしていくうちに自ら考えて答えを出せるようになり、関係各所とも連携がうまくできるようになりました。
ーーご活躍にはそういう背景が......今回つくづく卒業されるのが残念です。
ちなみに在職中に「これをやれきれた」と自信をもって言えることはありますか?
大嶺 はっきりと言えるのは、私が担当していた “メール型広告サービス” の業務ですね。複雑な運用である広告媒体を、日々ミスなく正確にスピード感を持って運用するというのはいろんな点でとても難しいことです。
もちろん一人でやりきることなどできませんから、チームで協力しながら成果を上げていきます。そういう意味ではチームビルディングもD2Cで最も身についたスキルの1つです。
リーダーとして仲間を巻き込ながら一緒に日々の成果を積み重ねた結果、業務改善による工数削減や、営業担当とも折衝し売上も創出もできました。その点は自身でもやりきれたと満足していますね。
ーーふふふ、なんだか良いことばかりですね。
逆に「やりきれなかったこと」「心残り」などネガティブポイントはないんですか??
大嶺 たくさんありますよ(笑)
「足りなかった」「道半ば」なのはテクノロジーを使った取り組みです。世のIT技術はAIをはじめとして目まぐるしく革新が起きていますが、私の担当業務でも導入を取り組んでいる最中でした。まさにいよいよ環境が整ってきたところで離れてしまうのは残念です。もっとやれたな、と。
あとはコロナ感染で在宅勤務を余儀なくされた時期は苦労しましたし。
コミュニケーションがオンライン会議に限られて「バーチャル」になったことで、一時は業務のスピード感・品質ともに停滞した時期があったと感じています。オフィスで横にいればパパっと話をして済みますが、オンラインに限られた環境下ではそうはいきません。
その点、その影響で “シンプルなコミュニケーションスタイル” が身についた気がします。テキスト等でもポイントを要約して端的にまとめて伝えることを絶えず考えるようになりましたので。
ーー結果、ネガティブちゃいますやん…..。
聞いていると「転職しなくてもよかったのでは?」と思えてきてしまいます(笑)
次のお仕事はなんと民間から身を転じて「公官庁」ですよね?
大嶺 はい、そうです。
社会に出る前から行政の仕事には興味がありましたし「地元に貢献したい」という思いが5年前に宮崎に戻ってきたころから強くなってきて。
「あぁ、自分は思ったより地元(宮崎)が好きだったんだな」と、ここ数年で気づいたんですよね。
ですので決してD2Cがどうということはなくて、元から興味があり、新たに目指していきたいところができて、今後はそこに向かおうと決めたということです。
そしてその決断は、D2Cでの経験が強く背中を押してくれたというのは間違いなくあります。前職からそのまま公官庁の仕事に転職するというのは、スキルや経験的にも難しかったでしょうから。
D2Cを辞めずに残り続けていた世界線の自分に対して、今後はそこに負けないよう更に成長しないといけないですね。
ーーでも素直に良かったです、5年一緒に仕事を共にした仲間である大嶺さんが新しい目標を見つけて卒業できるんですから。私たちの仕事のスタイルやノウハウを持った仲間が、今後は違うところでどう活躍されるのか楽しみです。
ーーそれはそうと、そもそもなぜこの「卒業インタビュー」を受けてくれたのですか?オファーはしたものの「お断りされても仕方ない」「お断りが普通」とダメ元だったのですが。
大嶺 まず「何を聞かれるんだろう?」と興味があったのと、質問を通してこの5年間の自分自身を振り返る機会にもなりますし。あとは在職中に退職インタビューを受けること自体、前例がないということだったので面白いですよね。
ーーありがとうございます、もうなんも言えねえっす.….。
(どこまでできたお人なんだよ...)
大嶺さんが退職されると聞いた時の周りの反応は本当に様々で。
影響力のある仕事ぶりと立ち位置から、発表された際には衝撃が大きかったのを覚えています。
ただしそのあとの周りの反応がとても温かくて、それは大嶺さんがD2Cでやってきたことや残したことに対して、大いに感謝・祝福されている証なのだと思います。
「辞めた後から本当の関係性がはじまる」とよく世間で言われますが、大嶺さんとは今後もなにかと繋って関わり続けていくのではないかと感じました。
ですよね??大嶺さん!!