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ルーカス・ヘッジズ

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の翌年、
彼は、2作の話題作に出演した。

「レディ・バード」と、
「スリー・ビルボード」だ。

ティモシー・シャラメの陰に隠れたが、
作品自体はアカデミー賞レースを賑わした。

「レディ・バード」は監督、脚本、作品賞、
シアーシャ・ローナンが主演女優賞など、
6部門でノミネートするが無冠。

ルーカスの1歳先輩である、
ティモシー・シャラメも出演していたが、
彼は「君の名前で僕を呼んで」で絶賛され、
主演男優賞にノミネートされていた。

「スリー・ビルボード」は7部門にノミネート。
母親役を演じたフランシス・マクドーマンドが、
2度目のアカデミー主演女優賞を受賞。
ちなみに今年「ノマドランド」で3度目の快挙。

ルーカス・ヘッジズはさらに翌年もまた、
話題作2つに出演している。

「ある少年の告白」と、
「ベン・イズ・バック」だ。

「ある少年の告白」は、
母親役がニコール・キッドマン、
父親役はラッセル・クロウ、
主演がルーカス・ヘッジズだった。

「ベン・イズ・バック」は、
監督、脚本が父親のピーター・ヘッジズだ。
ジュリア・ロバーツの母親の演技が見事だったが、
アカデミー賞はノミネートもされなかった。

「ある少年の告白」は、
同性愛者矯正プログラム、
「ベン・イズ・バック」は、
処方された鎮痛剤の薬物依存症。

現代アメリカの社会課題の実態は、
僕にとってはとても衝撃的だった。

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