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ヨーロッパコンサート

1991年にスタートした、
ベルリン・フィルのヨーロッパコンサート。

創立記念日の5月1日に毎年、
ヨーロッパ各地のコンサートホールや、
歴史的建造物を巡って開催される。

僕の大好きなクラウディオ・アバドらしい、
新しい企画だった。

第1回目はプラハのスメタナ・ホールで、
モーツァルト・プログラムだ。

その後マドリッド、ロンドンと続き、
マイニンゲンでバレンボイムが、
ベートーヴェンの「皇帝」を弾いた。

DVDを見つけたのはいつ頃だったか、
覚えていないが、もちろんすぐに買って観た。

さらにフィレンツェの後、
サンクト・ペテルブルクで、
ベートーヴェンの交響曲第7番が演奏された。

ヨーロッパコンサート初めての、
ベートーヴェン交響曲は、
僕の大好きな第7番だったのだ。

このDVDもまた貴重だった。

そもそも当時、クラシック音楽は、
コンサート・ホールで聴くのが最高の贅沢で、
ほとんどは家でCDを聴くものだった。

2019年になんと、18年までの28年分の、
ブルーレイ・ボックスが発売された。

僕はそれを、80歳を過ぎた母親の誕生日に贈った。
ヨーロッパに行けない母は、とても喜んでいた。

とても美しい街のホールや教会。
ブルーレイならではの醍醐味だろう。

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