マンチェスター・バイ・ザ・シー
日本では2017年に公開された映画。
ルーカス・ヘッジズが20歳で、
アカデミー助演男優賞にノミネートされた。
僕の中では、93年「ギルバート・グレイプ」、
それ以来の作品ではないかと思っている。
先に書いたが、「ギルバート・グレイプ」で、
レオナルド・ディカプリオは、
19歳でアカデミー助演男優賞にノミネート。
いや、それだけで僕が、
ルーカス・ヘッジズに注目するわけではない。
「ギルバート・グレイプ」は、彼の父親、
ピーター・ヘッジズの小説が原作なのだ。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、
ケネス・ロナーガン監督、脚本、
マット・デイモン製作、
ケイシー・アフレック主演、
ミシェル・ウィリアムズ助演。
ケイシー・アフレックがアカデミー主演男優賞、
ケネス・ロナーガンが脚本賞を受賞する。
作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞は、
ノミネート止まりだったが、評価は高かった。
みんなそこまで大御所じゃなくて、
才能が集まってキラキラと輝いた。
それがまた、
「ギルバート・グレイプ」にそっくりなのだ。
僕は兄役のジョニー・デップに共感した。
あれから20年が経ち、
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」では、
父親役のケイシー・アフレックに共感する。
ミシェル・ウィリアムズの演技もよかった。
「ブロークバック・マウンテン」も、
「シャッター・アイランド」も観ていたが、
若い頃から演技派だった。
ルーカス・ヘッジズもミシェル・ウィリアムズも、
翌年、また素晴らしい作品に出逢う。