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Fathers & Daughters

2015年に公開された映画。
邦題は「パパが遺した物語」。

単館系だっただろうか。

ラッセル・クロウ、
アマンダ・サイフリッドが、父娘を演じた。

アマンダ・サイフリッドは、2010年、
「親愛なるきみへ」から注目していた。
ラッセ・ハルストレム監督だ。

2012年に「レ・ミゼラブル」で共演している。
トム・フーパー監督、ヒュー・ジャックマン主演。

このふたりの演技は、とてもよかったと思う。

小説家の父親と、娘の心の成長。
僕にとっては、それだけで十分だった。

そしてエンドロール。
目を、いや耳を疑った。

久しぶりにあのハスキー・ヴォイスを聴く。
僕の青春だった、マイケル・ボルトンだ。

まるで鎮魂歌のようで、静かに熱い。

When times are hard I know you'll be strong
I'll be there in your heart and you'll carry on
Like moonlight on the water, and sunlight in the  sky
Fathers and  daughters never say goodbye

「Fathers and Daughters」より〜

劇中では、カーペンターズの「Close to you」を、
マイケル・ボルトンがカヴァーしている。

僕は最近、こんな風に思うんだ。

僕は、いつか娘より先に死ぬだろう。
僕の肉体がいつまでも、
娘を守ってやれることはない。

だが今、娘のためにしてあげることが、
その想いは娘の心の中に、きっと永遠に遺る。

もちろん、娘が成長することは、
父親を頼らなくなることでもある。

けれども、心から愛する人ができれば、
家族について考える日が、やがて来るのだ。

その時、思い出せばいい。

いつもいつまでも、パパはそばにいると。

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